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【実録】現場改善奮闘記 第6話 | 結局は生産能力の向上

どうも三代目です。

本記事では現場の改善を行う生生しい活動を書いたものになります。

記事を書く中で前提条件をしてもらったほうが分かりやすいので、まずは前提条件を表記します。

【前提条件】
・100名程度の金属加工メーカーの一部門
・主に量産品の切削加工をおこなっている
・設備は非常に老朽化している
・現状は赤字と黒字のぎりぎりのラインの損益
こんな前提の中での記事です。


では本日の活動報告です。

結局は生産能力の向上

今日は月末の生産の締めも近づいてきたこともあり、生産金額の確認をしていました。

そうすると。予想の損益に対して生産金額が達成していなかった。

この部分に関して、数字を追ってみました。

そうすると、受注金額自体は予定とおりに入っている。

つまり、当初計画していた予定数量が達成していなかった。

でも、計画担当者に確認をするとお客様の納期は間に合っているとのこと。

?????? となりました。

結論からいうと、損益を作り上げるための目標生産数になっていたということ。

この生産数量はお客様は存在せずに、当社で勝手に組まれていたものということが分かった。

これでは手段が目的化をしています。

損益を確認することは、現在の運営情況の確認と費用の状況を見るためのひとつの指標です。

でも、この数字を作り上げるための活動がなされてしまっては、この数字を上げるためにお客様に迷惑をかけることすら存在します。

そのため、損益を作っている担当者には 無理くり数字は作らなくていいです。と伝えました。

そして、現場の担当者なのであればメンバーが効率がよく働けることだけを考えてくださいと伝え一緒に作戦を練りました。

そうすると、色々な観点から やりにくい作業 や 面倒な作業 がいっぱいでてきました。

これを愚直に1つ1つ改善するしかないと思います。

現在は比較的受注に恵まれている状況です。

この状況において、まずお客様の納期が第一優先です。

損益がでる金額が先行してしまうと、金額の上がりやすく作りやすいものを次月の受注から引っ張ってくることすら考えられます。

そんなことがないように、現場の担当者の優先順位を教えることは非常に重要だと感じた一日でした。

少しづつですが着実に良化しています。

ここで報告していることがひとつでも役に立てばと思います。

では、さようなら。

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