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#068 さりげなく地獄を味わう エルトン・ジョン

#エルトン・ジョン は、音楽に全然興味のなかった叔母すらも知っていたんですよね。「天才なのよ」と。

それならばと、叔母の家からの帰り道に『ワン』を買いましたね。最初はその天才ぶりが理解できませんでしたけれど、だんだんとハマってゆきましたね。

音楽に自己を投影をあまりしないアーティストなのですが(だから、「私小説」がお好きな日本人にはあまり人気がない)、このアルバムの直前は、薬物問題や精神的な面でかなりアブナイ状態だったそうです。

その問題から這い出すがごとく、このアルバムの完成度は凄いと思いますね。エルトン・ジョンはピアノマンという印象がありますが、全体的に印象に残るのは、少し重いシンセサイザーとエフェクトの音。それが、エルトンのいた闇の深さを物語ってるようです。

「ザ・ワン」はエルトンの作曲技巧がさえわたる名曲です。

CDの音について。

オリジナルの輸入盤が一番いい音です。日本盤は少し音がくぐもって劣化してます。「エルトン・ジョン・クラシック・イヤーズ」と銘打って再発された盤もあり、他のタイトルは非常にいい音でマスタリングされていますが『ザ・ワン』に限っては例外です。

こういう、シンセ主体の音楽は、マスタリングで無理に音圧を上げるとよくない結果になりがちです。

アマゾンで1円の定番商品でしたが、見つかりませんね。「クラシック・イヤーズ」のリマスタリング盤を貼っておきます。

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