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#034 オラオラどけどけ『スティット・パウエル・JJ』

なんともそっけないタイトル。

テナーサックスの #ソニー・スティット と ピアノの #バド・パウエル と トロンボーンの #JJジョンソン のアルバムと言う意味です。そのまんまだ。

J.J.ジョンソンだけは、単独のセッションで、スティットとパウエルが同じセッションでの録音です。

ジャケットがとても印象的ですよね。描かれてるのは無数の鷹か?

ジャケットのとおり、鷹のように少しでも弱みを見せたら食われてしまう、スティットとパウエルのセッションは確かにそんな雰囲気も一見感じるかもしません。

喧嘩、とまではいかないけれど、パウエルがスティットの出番を押しのけてソロを始めちゃう場面などあり、面白いです。

でも、よく聞くと陽気なセッションのように聞こえます。とにもかくにも、パウエルが絶好調で、バッキングの手数も多く、機嫌がよすぎて、あんま必要なさそうな音なんかも弾いている感じで、微笑ましいのです。

調子に乗りすぎて、レーベルの社長に「俺のハンバーガー買ってこい」みたいなことを言って、怒りを買って、このレーベルに一枚しか録音が残せなかったとか。

さて、パウエルとスティットのセッションはそれこそよく聞いたのですが、JJジョンソンのセッションはほとんど聞いたことがないのです。今度じっくり聞いてみよう。

今日の教訓:社長をパシリにしてはいけない。

#ジャズ #jazz #名盤 #名盤紹介 #音楽レビュー #音楽

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