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もう一度現行オフィシャルボトルと向き合う #002クライヌリッシュ 14年編

未熟な筆者の個人的な感覚によるテイスティングノートです。共感できない箇所もあるでしょう。しかしお酒とは生き物だと考えています。まるで人間関係と似ていて相性や好み、先入観など沢山のものが入り交じります。
現行のオフィシャルボトル……それはバーテンダーの私にとっては家族や友達、同僚といった身近な存在です。そんな彼らともう一度向き合うノートなのです。なるべく教科書(専門書等…)にはないような表現を心がけております。長年の愛好者、これからウイスキーにチャレンジされる方にも楽しんで頂けると嬉しいです。

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CLYNELISH 14yo編


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注ぎたて

香り
エステル、リンゴタルト、タールっぽさ(吸殻を入れた水)、陳皮


比較的ドライ、余韻は短いがバランスの良さを感じる、あとから追いかける革の香り

5分後

香り
エステルが落ち着く、優しい焼きリンゴの香り、牛皮、微かにスモーキー


鼻に抜ける香りは高級セダンのシートのような革の香り

加水

香り
オイリー、腐葉土、加水によりツンとしたフルーツ香が閉じた、革感up


梨やリンゴビワ系のフルーツ、タール、粘土

ミニ氷

香り
樽香が閉じ、先ほどのフルーツ系が輪郭をはっきりさせた

焼きリンゴ、コンポート、革感は今までと違いワイルドに(筋トレ用パワーベルト)なった

まとめ

風味が個性的でドライ。加水するとバランスがやや崩れるのですが、長熟のアルマニャックなどに現れるランシオ香のようなものを少し感じられました。ちょっと通向けかなとも思います。筆者は大好きな1本です。


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