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無意識に私の心を殺した

トラウマって大なり小なり人にはあって
それを人に話せる人もいれば話せない人もいる。

私は後者だ。

話せない、とはまた違う。
話し方が分からない。これに限る。

話したところで相手を困らせるだろうし
その内容が家族のことだったらなおさら返答に困るだろう。

私の母はとにかく強い。昭和の女性だ。
常識もあって周りから信頼され、頼られる。
今の言葉で言うと【サバサバ女子】だ。

でも少し間違えると【デリカシーがない人】とも言える。
私から見るとそうだった。

・幼少期からのポチャリ体型をみんなの前でネタにされる。
・服を買いに行って「これが欲しい」というと
 「そんな服が欲しいのか。入るのか」と店員さんの前で笑われる
・私が失敗をしたら、それを姉に延々と愚痴り続ける

私は写真が嫌いだ。
私が嫌いだ。
そうだ、私はずっと死にたかったんだ。

ふと、その気持ちを思い出す。

この世からいなくなりたい。でもそうなっても母に怒られるんだろうな、と
怯んで実行できなかったことを思い出す。

こんなこと人に話せるわけがない。

昨日、いとこが過去の嫌な思い出を夢に見て
トラウマを思い出した、らしい。

その内容とは父親に怒られたことだ。
その父親は普段、怒らない穏やかな人だけど
そのいとこが何か悪いことをしたのか、怒られたらしい。

その話を聞いた母が言った言葉だ。
「無意識に言った言葉でも傷ついたことは何年経っても
 忘れないんやなあ。それがトラウマってやつ??
 私は経験ないから分らんけど」

母は無意識だった。
無意識に私を傷つけ、私の心を殺した。

私は母の大きいキンキン声を聞いただけで思い出して涙が出る。

でもその一方で嫌いになれない自分もいるからじれったい。
母は、やはり母なのだ。
・学校で嫌がらせをされると私の顔色ですぐに気が付いて聞いてくれた。
・自分の体調より私の体調を優先してくれた。
・私の夢を叶えるために援助してくれた。

私は自分の写真も見たくないほど自分が嫌いだし
良いところなんて一つもない。
母に嫌な言葉も浴びせられたけど私は母が好きなのだ。
嫌いにはなれない。
その経験のおかげで言葉や行動には気を付けるようになった。

このじれったい気持ちは正常なのかもわからない。

私はどんな気持ちでいたらいいのか。
私はこのままでも良いのか。

正解は何年経っても分からない。

#トラウマ
#幼少期

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