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摩訶不思議な体験

~皆様の人生で、摩訶不思議な体験というのはありますか?~



あれは、なんだったんだろう?


いくら、人に聞こうがインターネットで
調べようが、誰にもわからない不思議なことってありますよね?


今回、私が経験した不思議なことをお話ししたいと思います。





5,6年ほど前、妻(当時はまだ彼女)と茨城県で開催されるロックフェスに車で向かいました。


大きなロックフェスだったため、
高速道路は、ものすごい渋滞が続き、
全く車が進みませんでした。


開演に間に合わないかもしれないと
内心、焦りました。



すると、カーナビが急遽
渋滞迂回ルートを提案してきたのです。

私は、ラッキーと思いカーナビに従います。


さっきまでの渋滞が嘘のように
すいすいと進みます。




ところが、突然、カーナビが
湖の上を走ったりと
わけのわからない状態
なってしまいました。


このままだとルートが一切わからないので
仕方なく高速道路を降りることにします。




渋々、料金所でお金を払おうと
いくらになるのかお聞きすると

係員のおじさん
少しひょうきんな気の抜けた声で








「ごしゃっしゅで~す!」


と言うのです。



私は聞き返しました。


すると、男性は
またひょうきんな気の抜けた声で




「ごしゃっしゅで~す!」


と言います。




私は戸惑いました。
ごしゃっしゅ?聞いたことがありません。



ごしゃっしゅというのは、いくらなのでしょうか?


お財布を持ち支払う準備をしている
妻が「いくらだって?」と聞いてきます。


私は、とりあえず妻に
「ごしゃっしゅだってよ」と返します。



妻は、一瞬固まった後
「…ごしゃっしゅ?え?ごしゃっしゅ?」
と軽いパニックになり
意味もなく財布を開けたり閉じたりします。


当然です。
ごしゃっしゅというのは
私と妻にとって
奇妙奇天烈ミステリアス
摩訶不思議神秘のベールに包まれた
金額なのですから。


料金所であまり時間を使えないので
とりあえず、妻に1万円札を出してもらいました。



8千円ちょっとぐらい
お釣りで返ってきたと思います。


その後、妻とごしゃっしゅとは
何なのか調べたり
茨城県民の友人に方言なのか聞いたりしましたが、
誰もわかりませんでした。





不思議なのは、
係員のおじさんの滑舌が悪いとかそういうことではありませんでした。
なぜなら、ごしゃっしゅ以外の言葉は全て
はっきりと標準語で聞き取れたのです。





本当に不思議な体験をしました。



でも、1つだけわかることは
ごしゃっしゅって口にすると
すごく気持ち良い言葉なのです。



どんなにイライラしていても、
嫌なことがあっても、
不思議と気が抜けるのです。



きっと、係員のおじさんは、
渋滞で焦っている私に
落ち着けと魔法の呪文「ごしゃっしゅ」
唱えてくれたのかもしれません。







ということで、

いつも誰かのために頑張りすぎてる皆様
ご一緒に。



せーの!








「「ごしゃっしゅで~す!」」

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