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モンキーパンツ
2024年6月20日 06:00
今日は年に1度の夏祭り。人間と妖怪が入り混じる日。トンデン♪トンデン♪トンデン♪射的屋の姉ちゃんと河童の小僧達がサッカーしてりゃあ。河童の水掻きに当たったらハンドになるのか言い合いになってが、そんなのどうでもええ。リンリン♪リンリン♪リンリン♪町内会長のオヤジがスケベな目をして座敷わらしのおんなん子とシャボン玉して遊んでりゃあ。座敷わらしのイタズラでオヤジの秘密の写
2024年5月30日 06:00
僕には最高の相棒がいる。隣のクラスのセイジくんだ。僕とセイジくんは、小学2年生の頃に学習塾で出会った。初めて会った時は、いけすかない奴だなって思ってたけど、好きなことが同じですぐに仲良くなった。セイジくんも、僕と同じで暗号を作るのが好きだった。普段、塾や学校でセイジくんと直接話すことはないけど出会ってから4年間ずっと暗号だけで会話をし続けた。例えば、リコーダーで
2024年5月5日 06:00
僕は、王様になりたい。王様になりたくてなりたくて堪らない。なぜ王様になりたいかと言うと王様は全てが思い通りになるからだ。王様になれば好きなものをたくさん食べれるようになるし、好きなだけぐうたらできる。だから、僕は今の王様を倒して新しい王様になりたいのだ。でも、今の王様は最強だ。簡単に倒すことができない。レーザー銃を王様の顔に向けて撃ったことがあるが、レーザー光線を
2024年3月31日 22:23
みんなを幸せにしたはずだ。なぜ俺は殺されるんだ?猫を探す呪文女杖が折れた魔女婆プロポーズができなくなったドラキュラ男財布をなくした鬼女カツアゲされた亡霊青年プロレスしたくてたまらない河童全員助けたはずだ。そう、全員…そうか…1人だけ忘れていた…俺を刺した犯人も幸せにしなければいけなかったのか。でも、この状況でこんなヤバイ奴幸せにできるのか!?そもそ
俺は自分の2度目の死を悟り過去を思い返していた。あの時は幸せだったな。嫁と娘と暮らしてた頃、全てが幸せだった。幸せだった思い出が走馬灯のように頭に流れてきて少し涙が出そうになった。1人感動しているのも束の間、急に爺さんに胸ぐらを捕まれた。「戦う気がない若造じゃ話にならん。ワシはまだまだ若いということを証明したいんじゃ!若い奴と戦わせてくれ!」胸ぐらを掴まれて離せない。
2024年3月31日 22:22
目が覚めると家にいた。いつもの俺の部屋だ。鏡で背中を確認すると傷は1つもなかった。玄関ドアを開けて廊下を見てみると血痕もなかった。本当にあの日をやり直せるらしい。ただし、あの日に会った全員を幸せにしないとまた刺されて殺される…。俺は急いで町に出た。まず、呪文を唱える若い女を探した。昨日と同じ場所で同じように呪文を大声で唱えている。「あんた、なんで呪文を唱えてる
2024年3月31日 22:21
この世に神様なんかいない。俺の人生は最悪だ。30代の頃に友人の連帯保証人になったせいで、莫大な借金を背負うことになった。おかげで、せっかく立ち上げた会社は倒産した。逃げるように嫁と幼かった娘を残して離婚した。53才にしてようやく借金を返せたが俺の周りには何も残ってない。今日もせっかくの休みだと言うのにやることがない。だから、適当に町を歩いて死ぬまでの時間を潰し