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うののさあらジャイアンリサイタル〜糸の物語・幸恵編〜後記

なぞ、真面目に書いてみようか^^笑

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7/11(日)女優うののさあらさんのジャイアンリサイタル〜糸の物語・幸恵編〜が無事に上演されました!!!

去年、

写真家で、僕のトップ写真とかもたくさん撮っていただいているみずほさんの、

漂白のインディペンデントアートレーベルOregaイベント『Compass』にて出逢わせていただいた、

女優で占い師のうののさあらさん

の、主催舞台

『うののさあらジャイアンリサイタル〜糸の物語・幸恵編〜』

ベリーダンサーとして、参加させていただきました^^



いろんな奇跡が重なって実現した舞台

いやもう、

本当に、

今回の上演は、この一言に尽きるのではないかと思います!!!

今の時代、

まあ、いつでもそうだとは思うんだけれども、

延期無しで無事に開催、というのが、本当に難しいのだなあ・・・

と、改めて感じる機会となりました^^;


当日、いろんなハプニングがあり、

一時はもう、ダメかな・・・

と思う瞬間も多々あり・・・

それでも、なんと、奇跡が重なって開催でき

こうやって踊らせていただけること

お客様に見ていただけることは、

本当に、当たり前ではないのだなあ・・

と、実感いたしました。


しかも、当日、

大雨で、そのあとに虹がかかっていたとか・・・🌈✨

なんか、そういうのって、すごいよね^^


実は今だにちょっと余韻に浸っているところがあって

まだまだ咀嚼できていないところもたっくさん、たっくさんあってだね諸君

な、感じなんだけれども、

僕自身といたしましては、

表現者として、ベリーダンサーとして

舞台に立つ人間として

とっても課題の多い、特別な機会となりました^^


主催者の求めるものを踊るということ

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普段、

まあ言ってみれば、好き勝手やっている僕といたしましては

なかなかに、『オーダーに応える』というのがハードルが高くてですね・・・^^;

僕の中のこだわりと、

それでも舞台的に見たら、ここはそうじゃない

というものがたっくさんぶつかり合ってしまうことがあって

なかなかに、なかなかにうまくいかないことも多く

非常に、産みの苦しみというものを久しぶりに味わった。


いつもとは違う、産みの苦しみ、という感じかなあ、

例えば、回転一つにしてもそう。

ベリーダンスで『回転』ってとても重要なポジションにあるものだと僕は常々感じていて、

まあ、どういうことかってーとだね、


ベリーダンスは、まあ、僕のルーツにあるベリーダンスは

特にトルコを中心にしたものなので、

『スーフィー』の流れを汲んでいるものがある。


スーフィー、って、知ってる?

簡単に言えば、

イスラム神秘主義と呼ばれるものの一つで、

『旋回によって真理に近づく』

ともされているもの。

メヴラーナ教団とかがトルコだと有名なんだけれども、

とにかく、回転、旋回すること

丸いもの、回ることによって、トランスしていく。


それが、ベリーダンスとは切っても切れないものとされていて

つまり、回るときは、結構ゆっくり目に、じっくり、じっとり、ゆったり、回る感じがあって

僕自身も結構それを、昔口酸っぱく言われた

そして今でも、大切にしている要素、でもある。


そう言ったところと、

それでも舞台用、とするならば、

今回はベリーダンスメインというわけでもないし、

やはりバレエのように、くるっと回った方がいい。


そうするとね、

どうしたもんかね、どうしたらいいかね

というスイッチみたいなものが発動してしまって

悩む・・・^^;


いや、回れよ!!!笑

って話でしかないんだけども、

やはりそこは、ベリーダンサーとして譲れない何かが、あるようだねえ

ということが発覚して

なかなか、難しかった。


もちろん、自分では、早く回ったつもり。

ただ、動画を見返してみたら、そこまで早く回れてなかったなーという感じもあったり


振り付けに関しても

僕は基本、即興なので、

全く、振り付けをしない人間であります。


もちろん、振り付け、覚えられるし、

やろうと思えば、対応はできる。

それでも、やはり、

『トランス』というものが自分の踊りの主軸にあって

一つの、手の動きにしても

振り付けを作るにしても、

これがなかなかに、難しかった。


僕、シューベルトなんだなって改めて思った・・・^^;

※シューベルトは、自分で作曲した曲を弾けなかったという逸話がある


うん。

それでも、今回は、

ジャンルの違う曲を、歌って踊ったり、

そこに振り付けを作らせていただいたりと、

とにかく、すべてが『挑戦』で、とても刺激的だった。


いつも以上に、

寝ても覚めても、そればかり考えていたような気もする。

もちろん、当然ちゃ、当然よねえ・・・^^;

それがプロですもの、はい。


舞台を創り上げるということ(ここから前回の記事にプラスしてるよ^^❇︎)

前回、興奮していたのかなんなのか、

完全にダイビングオンマイワールド的な感じで自分のことばっかり書いてしまったので、

というよりも、後になって

はっ!!!!なぜ私は音楽隊の事やらなんやらの感動したこととか書いてなかったんだ!!!という猛省の元、追記しております^^;

ぜひ、前回の部分と合わせてお楽しみくださいませ⭐️


そう、今回、何よりもすごいと思ったのは、楽器隊のみなさま

そして、Elias歌劇団の絆とでもいうべきでしょうか・・・


すっごかったんだよまじで!!!!!!!!!!!!!!!!


まず、リハやら読み合わせのうちあわせの時やらで

もうすでに、すべての物体が、と言いますか

さあらさんの実現したい物語の、舞台のイメージがきっと、

音楽担当、シンガーソングライターのわたなべまきさん

そして、今回、ジャイアンリサイタルで迫真の演技だった作詞家でアトリエマギオーナーの織巴まどかさん

には、きっと、

こう、ケーブルをつないだテレビ(え???今やブルートゥースの時代ですよ奥さん^^;!!!!)

のごとく、パッとね、パッと


みんながすーーーーっと、繋がっていく、そんな感じがあったのですよ


そしてね、これは、

リハの時にさらにさらに、そんなことを如実に表しているというか

そんな感覚を覚えた瞬間がありまして、


例えばさあらさんが、こういう雰囲気の曲を、こういうトーンでやりたい!

というのを、もうその場で、パッとまきさんたちが、演奏する

そしてそこにパーカッショニストの弓座さんのミラクルで不思議な音の粒たち

そしていくみさんの、あのギターの音色

というような形で、もう、どんどんと、お城が出来上がっていく感じ

ほら、あれだよあれ、

某有名なディズニー映画の氷のお城がヒロインによって猛スピードで出来上がっていく感じよ

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ああ、

こうやって、舞台って、出来上がっていくんだなあ・・・・

というのを、こう

もうすごい魔法みたいな瞬間を間近で見させていただくことができ、

本当に本当に嬉しかったし、何より刺激的でした^^


何か、いいものを、作ろうと思えば思うほど

きっとどんづまったりすることって、無限にあると思うんだけれども、

三人寄れば文殊の知恵ではないですが

なんと言いますか、こう、みんなで持っている力、タレント、すべて出し合って

そうして一つのものが出来上がっていく、というのは

本当に、アーティストならでは、だなあというのがありました。

きっとベリーダンス踊ってなかったら、この瞬間に立ち会えなかっただろうなあと思うと、

本当に感謝しかないです^^!!!!!いや、マジで!!!!!!


うん。

なんか一向にすごいすごいしか言ってないような気もしてきましたが、

とにかくすごかった、ってのが伝わればいいや、という結論です^^;笑


代役

って書くとなんだかって感じなんですが、

今回はとにかく、この、代役のアモーレ橋本さんがすごかったのですよ^^!!!

今回は残念なことに、本来だったらばやらまいかカンパニーのお二人で出演ということだったのですが、

さあらさんのお父さん役だったお茶丸さんが、

なんと!!!!!!

静岡の茶畑でお茶の葉を摘んでいたらそのまんま帰ってこれなくなったということで^^;笑

急遽、代役、ということで駆けつけてくださったのが

アモーレ橋本さんでした!!!

彼がいなければ今回の舞台は延期になっていたかも・・・・

というところだったので、

本当に、なんか、人生って

何が起きるのかぎっりぎりまでわからないものだなあと

改めて思ったのであります。


私はリハの時にお茶丸さんに一度お会いしておりまして

お茶丸さんの演じるさあらさんのお父さん役にとってもツボっていたのですが(お〜いさちえ!!!とか、あの独特のトーン・・・)

アモーレさんはさすが、プロ・・・

ぶっつけ本番でも、全然、代役とは思えないくらいにすごくて、

台詞もそう、声の感じも何もかも

アモーレ節と言いましょうか

また違った、さあらさんのお父さん像がそこにはあって

というよりも、なんだか憑依しているような感覚も、舞台袖から拝見させていただいた時に感じており、

そして名前の通り、

アモーレな方だなああ・・・・^^🔥✨


というのをとっても感じました。

うん。

アドリブでのこう、場の回し方とかも、

大福さんとの掛け合いとかも、すごかった。

とにかくお客さんを笑わせる

そして一緒にいるメンバーたちのことも、笑わせる

とにかく笑っちゃう、そんな現場で

一気に、なんか、この世の中のなんたるかとかすべて吹っ飛んじゃうくらいに

なんか、エネルギーがすごかった。

声っていいですね。

これはね、まどさんにも、もちろんまきさんにも、さあらさんにも、いくみさんにも、大福さんにも、お茶丸さんにも、みなさんに感じていたことだけど

普段、

あまり声を発さない世界にいるので

なんだか、こう、体の芯に、振動として響いてくる声というものが

とても神聖に、新鮮に、感じることができました。


『声は、一番の楽器なんだよ』

と、大切な人が言っていたけれども

まさに、そうだなあと

人間は、音で生きている、ものでもあるんだよねぇ

ダンサーだって、音がないと、踊れないもんね

今日は特にそれを感じているかなあ


そして大福さんは相変わらず、お肌めっちゃ綺麗でした✨笑

大福さんのあの、なんだろう、癒しパワーというか、

これもまた、場の空気を操る人だなあ、と思ったりしました^^


穏やかに、たおやかに、こう、促す、と言いますか

始まるときもそうだったけれども、

そしてMCでもそう、

この物語が語られる上で、大福さんのエネルギーっていうのは

うまく調節してくれる、帳尻合わせをしてくれる(というとなんだかまた語弊がありそうですが・・・でもね、でもね、そう思うんだよおおおおおおおお)

そんな、感覚でした。

きっと、強烈な人たちがいっぱい出てくるお話だから(笑)

だからこそ

お客さん目線と言いますか、ストーリーテラーのような存在

これって、ミュージカルとかでも非常に大事な役割だよね

さあらさんが、どうして、大福さんにこの台詞をお願いしたのか

この役柄をお願いしたのか、など

すごくよくわかった気がします^^


やらまいかカンパニーのお二人、YouTubeなどでも活躍されていて

とっても面白いので、是非みなさん見てみてくださいまし^^!!!

私はすっかりやらまいか体操の虜だよwww

検索したら出てくるよおおおおおおおおおお^^❤️笑



歌は奥が深い

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歌う、というのは、ひっじょーーーーーーーに

奥が深いものだと、改めて感じましたですよ、あーた。

歌ってのはね、全身で、するものだね。

何を当たり前なこと、言ってんだオメーはって話でしょ?

これね、やるまで、全く、わかっていなかったんだよねえ・・・^^;


如何にもこうにも、

僕はどこか、歌うのを避けてきたような気もする。

そこはね、ダンサーのプライドというかね、

死んでもしゃべるか!!!!!

みたいな、ようわからんものがあってだね、諸君。


やはり、ダンサーたるもの、

喋らずに、音は発さずに、

何かを伝えるってことに、徹底している部分があるがですよ。


だからこそ、音楽に徹する。

音楽を、音を、表現し、言葉以上のものを伝える、

ということを念頭に置いている部分がございまして

これがね、

このプライドを振り払うのが、本当に、難しかった。


恥ずかしさももちろんあるし、

慣れてないのもあるなあ、と、いろんな方からのアドバイスをいただきながら、

ダンサーの前に表現者だろ我!!!!!!

的なところに持っていくことに、ある意味で躍起になっていたのでは、

と今では思うところがあります。


それでも、

そんな私でも、

優しく見守ってくださったさあらさんと、

ご一緒してくださった皆様に本当に心から感謝しています。


私がいた古巣のスタジオでは、

ダンサーがみんな輪になって座り、

一人ずつ前に出て踊る。

そして、そのダンサーのすべてを見守り、

ともにシェアし、成長を見守る。

お姉さんダンサーも、妹ダンサーも、

これを、私たちの世界ではシスターフッドと呼んでいたのだけれども、

まさに、今回の舞台はそんなことを

リハとかでも感じることが多々あり、

ああ、見守ってもらっているんだな

私は今、変貌しているのだな

と感じることができたのは、

最大のギフトだなあ・・・としみじみ感じました^^


さっき風呂で大声で異邦人歌ったんだけど、

なんかやっぱ、前と違う感じがあったよ。


歌って、改めて、奥が深いなあと思ったのでした。


This is me!

これが私!ってまさにだなあ、と思った。


舞台というものは、いつものショーとはまた違って、とてもとても、美しい、別次元の何かがある感じがした

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舞台というのは、

ベリーダンスのいわゆるショーとは全然違う、

別次元の『何か』があるなあと

そんなことをつらつらと、やはり感じています。


僕自身が、いつも踊っているベリーダンスのショー

アンサンブルでもなんでもいいんだけれども、

これらはやはり、『作る』というよりは、

『我を捨て、ありのまま、すべてをさらけ出す』

ということが、最も、最上たるゴールのようなものでして

舞台も、突き詰めればそうなのかもしれないけれども、

そこが一番、こう、いつもとは違う何かを感じていて

それでこそ、刺激的で、だからこそ難しくて

というのがとっても印象に残っています。


きっと、舞台論とかそういうの勉強したらもっともっと違っていて

根本は同じなのかもしれないけれど、

『演じる』

ということは、

普段のバイオリズムに落とし込み、そして、何者でもない何かになる

憑依することなのかなあと少し思ったり

これはまだまだ感じ入る必要があることだと思っているけれども、


ベリーダンスの持つ、

民族性、トライバル、プリミティブ

バイオリズム、DNA、本能的な衝動

というもの


これとの対比が、

自分の中では特に、面白かった。


きっと、さあらさんは、この土着的な部分を

良いと思ってくれていて、僕を起用してくださったんだと思っているんだけれども、

だからこそ、いろんなシーンが出来上がって

そしてさあらさんの人生という物語に参加させてもらった気分で

なんか、

『血で踊る』
『血で演じる』

魔女の宅急便のウルスラじゃないけどさ、

こういうことなんだよなあ

って感じてさ、改めて

舞台、すげええええなああああああああああ

ってなったのを覚えてる。


舞台袖から見ていて、

最後のシーンのところでさあらさんが叫ぶシーン

あの声とか、表情、全部

生涯忘れないなあ・・・・って思うくらいに

心に焼き付いてる。


うん。

すげえよ、やっぱ。

っていう、なんか、そういう、熱い気持ち

魂が喜び踊る感じ

とても、ホクホクしてます、今だに。


僕自身のダンスはまだまだ変貌していく

そう。

大野慶人さんに言われたように、

まだまだ変貌していくことが

僕自身のダンスには、とってもいいことだなあって思ってる。

どうなっていくんだろうと

とにかくそれを感じてる。


今度は、また、ショーがあるんだけれども、

それは完全に個人プレーなので、

まあ、それでも、

フュージョンスタイルと、オリエンタル

なんだけども、どうしよっかなーって

模索しているんだけども


なんか最近はとにかく

どんなスタイルで踊っても、

トライバルだったり、DNAだったりを

感じてもらいたいなあって思いが強いのかも

そして一緒に上がっていく、みたいなさ

そういう、トランスだね。

やっぱ、トランスが好きなんだね、僕は。

でも、トランスこそ、ベリーダンスの醍醐味であってアイデンティティであって、

他のダンスとは違う、民族性だと思っているから

大事だし、紡いでいくものだなあって思ってる。


そんな感じで何が生まれるのか、今から楽しみです^^

また、情報解禁できたら、お知らせしまーす🌈✨


改めまして、

さあらさん、まきさん、まどさん、急遽駆けつけてくださったアモーレ橋本さん、いくみさん、弓座さん、やらまいかカンパニーのみなさま、そして板橋ファイト!のみなさま

当日駆けつけてくださったみなさま、配信ご覧いただいたみなさま

この場を借りて、御礼申し上げます。


踊りの旅は、まだまだ、続く・・・


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モニカみなみ🦄✨

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