下平匠という男
少々また間が空いてしまいましたが人生で初めて忙しい生活を送っていたところ急遽風邪をひくというあるまじき行為をしてしまいました。
やはり健康が第一だと実感中です。
さて今回の話は下平匠という男の話です。
彼とは大宮の2年間一緒にプレイしました。
俺が人生でもっとも衝撃を与えられた、サッカー感を覆された男です。
彼のプレーを一言でいうとこんなに簡単にプレイできる人いるんだと。止める蹴る。ポジショニング。
サイドバックという、概念を覆した男です。
いまだにそうですがサイドバックはワイドに張って高い位置を取って上下動を繰り返すそんな概念をひっくり返します。
ラインに張ってる時もあればなんだか2.3歩内側にはいったポジションのセンターバックと同じラインに立ち相手のサイドの選手を引きつけて前の選手のプレイするスペースを与えてくれます。
大体のパスはワンタッチそして逆をついていて余計な事しなくてもFWはボールが受けれます。
ビルドアップがうまい印象がありますがショートパスにこだわってるわけでもなく、その場所でいい選択を簡単に取れるしとにかくシンプル。
前が空いていれば前、長いボールが良ければ長いボール。
こだわりなくコートを見渡せる選手でしょう.
大宮時代のスタッフは彼の良いところをきちんと見れていた。
あるスタッフは練習試合の匠のプレイを見ながら「あぁやって、ボールが動く度にポジションを細かく取れば慌ててボールにプレッシャーかけに行くことなく防げる。速いとか遅いとか関係ない」
と言ってたのを思い出しました。
僕は今自分のチームのユースの監督をしていますが、一番最初にした選択は彼にそっくりの選手をウインガーから左サイドバックにした事です。
予想通り彼はグングン成長中で他の世代のコーチからも人気です。
匠の1番びっくりしたのは相手が彼にプレッシャーをかけに行った時に浮き球にしてそのままボールを当ててスローイングにした時にベンチにいた僕に向かって、パスコースなかったしプレッシャーきついからわざと当ててんって言ってきた事です。笑笑
彼曰く顔に近い位置にボールくると相手もビビってプレッシャー掛けにくくなるかなということだったみたいです。
そんな彼とは離れ離れになってからもう10年経ちますが毎月1回以上は連絡を取り合う中です。
彼のペースはとても自分には心地よくお互いマイペースなところがいい感じです。
そんな彼も色々悩んだ結果今は南葛scでプレイして新しいチャレンジを始めました。
彼の事はここでチェックしてみると僕が説明するよりよっぽどわかりやすいかと。
彼の無所属になった時の向き合い方や答えの出し方はとても素晴らしかったし匠らしかった。
そして自分はとても共感した。
そして南葛に行ってサッカー楽しいわって言っててなんか嬉しかった。
最近は様々なセカンドキャリアやJリーグでないカテゴリーに行く選択肢が出てきてると思う。
僕は匠の選択に共感を感じるところの一つは自分が新しく何かを学んでスキルをつけるという事。
僕もそうして実は新しい資格を取ってる(これについてもまた改めて報告します)
そしてここからは自分の話、自分は以前書いたように選択する側に回る人生を送りたい。
いる環境や一緒に働く仲間も自分で選びたい。
いいエネルギーやリスペクトしてる仲間に仕事もお願いしたいし応援したい。
という事で僕はサッカー留学のWebサイトを匠に作ってもらった。
匠は一年でここまでやれるようになったのかと感銘を受けた。
匠の好きなところであるが、これを特に苦しい事とか努力してる事と思ってないところも好きだ。
カテゴリーや環境が悪かったりサッカー以外のことし始める時に落ち目を感じたり、置かれてる立場や環境を受け入れられず不満やストレスを感じる選手がたくさんいるなかで彼はピッチ内同様に淡々としてる。
東京を毎日一周しながら働いて練習するような生活に変わっても特に何事もなく生活してる匠のことが好きだ。
あ。なんか匠について熱く語りすぎて気持ち悪いやつになってしまったが要するに匠に俺のwebを作ってもらったという事です。
協力してくれた志有人と豪もありがとう。
ぜひチェックしてくれたら嬉しいし周りにいる高校生の皆さんにぜひ広めてあげてくれたら嬉しいです。
サポーターの皆さん含めサッカーの仲間とまた新しく何かできる事にウキウキしています。
何より匠ありがとう!!
読んでくれてありがとう。