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如月十二日 【宣伝】『文豪の死に様』

 昨日、よみものドットコムで連載中の「もっと文豪の死に様」中島敦篇の更新告知をしましたが、タイトルに「もっと」がつくことからもわかるように、以前同サイトで「文豪の死に様」を連載していました。

 それをまとめ、加筆修正をして出版したのが『文豪の死に様』です。

 樋口一葉、二葉亭四迷、森鷗外、有島武郎、芥川龍之介、梶井基次郎、小林多喜二、岡本かの子、林芙美子、永井荷風。
 まさに近代文学のスターというべき面々ですが、彼らがどのように死んでいったのかを通じ、その人生を俯瞰しています。また、書籍だけのおまけとして、京極夏彦さんとの特別対談も収録。
 対談収録時はちょうどCOVID-19騒動が勃発したばかりで、京極さんともかなりのソーシャルディスタンス(3メートルぐらい?)を取ってお話したのを覚えています。話題になっているマクロン仏大統領とプーチン露大統領の対談距離ぐらい。よい思い出です(笑)。
 目次を掲載しておきますので、もしご興味がわいたらぜひお手にとってみてください。

樋口一葉■闇落ち前に斃れたこじらせ女子:明治二九(一八九六)年、病死。享年二十四

二葉亭四迷■元祖意識高い系、洋上に死す:明治四十二(一九〇九)年、病死。享年四十五

森鷗外■「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星:大正十一(一九二二)年、病死。享年六十

有島武郎■夢想に生きた男の理想の最期:大正十二(一九二三)年、情死。享年四十五

芥川龍之介■文壇アイドルの先駆的「死」:昭和二(一九二七)年、自死。享年三十五

梶井基次郎■早世の青春作家はバカッター?:昭和七(一九三二)年、病死。享年三十一 

小林多喜二■国に挑み殺された男:昭和八(一九三三)年、拷問死。享年三十 

岡本かの子■鵺は美しく散る:昭和十四(一九三九)年、病死。享年四十九

林芙美子■誰が芙美子を殺したか:昭和二十六(一九五一)年、病死。享年四十七 

永井荷風■偉大なる孤独死の先駆者:昭和三十四(一九五九)年、病死。享年七十九

対談 京極夏彦×門賀美央子


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