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お金が貯まらないには理由がある!お気楽貯蓄生活のメゾット

2019年6月、金融審査会の市場ワーキンググループがまとめた「高齢社会における資産形成・管理」で突如話題になったキーワード老後資金2,000万円問題。これ機に一般的に貯蓄に関する関心は高まってきたと感じています。

老後2,000万円問題

これまでも、将来、年金の支給額は減っていくということは半ば当たり前のこととして語られていましたが、考えも仕方のないこと、と思う人が多かったということなのか、あまり議論になることはなかったように思います。
しかし、2,000万円の貯蓄がないと老後生活は破綻するぞ!という具体的な数字で示されたことで関心が高まったのではないでしょうか。ちなみに2,000万円という数字は様々な平均値を用いて計算された数値なので、当然、すべての人が2,000万円足りないわけでもありませんし、その人のライフサイクルや健康状況によっても大きくかわってくるので、2,000万円あれば大丈夫!ということでもありません。

ただ、確かなのは公的年金だけで豊かな老後生活を送ることは期待できないということです。

このような状況を受けてなのか、昨今、YouTubeでも資産運用やマネーリテラシーについての情報を発信するビジネスユーチューバーが人気になっていますね。

情報を得られる機会が増えることは非常に有難いことです。ただし、とても有用な情報が発信されているケースが多い中で、稀に偏った知識や視点で情報発信が混在しているのも事実。資金運用に関して過度な期待を持たせるものであったり、逆に危機感を煽るものだったりと。
きちんと選別できる目を養っていきましょう。最後は自己責任ですから。

頑張り過ぎないことが大切

お金が貯まらないのには理由がある。キーワードは「頑張り過ぎないこと」です。家計のメカニズムをすごく、すごく単純に言うとこうなります。

収入(増) ー 支出(減) = 貯蓄(増)

収入が増えれば、もしくは支出を減らせれば、貯蓄に回せるお金が増える。ただし、現実的に収入を増やすのはとても大変です。増やしたいからと言って簡単に増やせるものはありません。
ですから自助努力でコントロールしやすい支出に目を向けることになります。

収入 ー 支出(減)=貯蓄(増)

しかし、これを、頑張ってしまう人はお金が貯まりません。なぜなら、支出を減らす加減がわからないから。
相当、我慢したつもりでも、節約できるお金は微々たるものだとわかると節約生活は長続きはしません。節約生活のストレスから一時の感情で大きな出費をしてしまうようなことも。

一方でストイックに、頑張って、頑張って、どんどん支出を減らしていくと、人生そのものを犠牲にしかねません。
一定の収入はあるにもかかわらず、家賃の安い住宅に住み、車は持たず、外食も減らし、お金かかる趣味はあきらめる。交友関係も広がらないから彼氏彼女もできず、友人と遊ぶこともない。確かにお金はたまるけど、ただお金を貯めるための人生。
ゆとりある老後を過ごすことが人生最大の目標ではないはずです。

大切なのは貯蓄を習慣化すること。若いうちは少額でいいんです。
20代からコツコツと着実に貯蓄していくことは資産形成において将来、大きな成果をもたらしますが、それよりも、いまを楽しむことを放棄すべきではありません。
私も20代の頃、散々お金のドブに捨てるような使い方をしてきました。でも、後悔をしているかというとそうでもなく、いい思い出というか、若気の至りを懐かしむというか・・・。

ちょっと思考を変えてみる

では、その貯蓄の習慣化。どうしたらいいのか?
ちょっと思考を変えるだけです!

✖   収入 ー 支出(減)= 貯蓄(増)
〇   収入 ー 貯蓄(増)=支出(減)

いまあるお金を使わないようにと考えるから苦しいし、ストレスが溜まる。気持ちだけが前のめりになって過度な節約をはじめてしまう。
ならば最初からなくしてしまえばいい。貯蓄分は有無を言わずにトップオフしたうえで、あとは残ったお金でやりくりするだけ。

そうすれば、あとは、その月のお金はすべて使い切ってOKなので、貯蓄へのプレッシャーもなく気楽になるはずです。そして、これが徹底できれば、節約しつつもメリハリのある生活になるはずです。
日々の食費はケチるけど、毎月末は残ったお金でちょっとだけ豪華なディナー、なんて。

実行するにあたって大切なのは、貯蓄に回すお金は毎月一定額にすつこと、そして自動的に回収される仕組みにすること。
積み立てNISAなどは利用に上限額があるものの節税効果もあるので打って付けだと思います。まだ使っていない人は是非、活用しましょう。

最初は大変だと思いますが、慣れてしまえば貯蓄を頑張っている感も薄れてきます。給与天引きされる税金のようなものと思えることができればラッキー!
そして、(知ってはいるけど)知らないうちに資産が増えていく状況は、気持ちのうえでも余裕を感じらることでしょう。

#年金 #株式投資 #貯蓄


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