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どうして心を病んでるときに自己啓発したらいけないのか?

「精神科の治療をしている人は受講できません」

よく、コンサルやコーチングセッションの募集ページなどでよく見かける文言。

健康な方は気にしないであろうこの小さく書かれた文字。

私の病気は、一生のお付き合いと言われているので
一生コーチングを受けられないの?
自力で頑張れと言っているのか?

と悲しくなったことがあります。

それ以外にも、精神疾患を発症しているときに自己啓発やスピリチュアルなどの本をよんだりするのがいけないと言われています。

確かに依存したらよくないと思いますが、どうしていけないんだろうと思っていました。

ちなみに、私と自己啓発本との出会いも、うつ病と診断されるちょうど2週間前。
中学校の担任の先生が自由に読んでもいいと教室に置いてくれていた本棚の中にありました。

「運が良くなる方法」みたいな内容で
当時しんどい気分の中の私でも興味を持って読める本だったと思います。

なのに、どうして精神を病んでいる時に自己啓発をしたらいけないのか?

私が実際に体験して思ったのは自分について考えすぎると病気が悪化するということでした。

精神疾患を発症している時に、
自分と向き合ったり人生の根源を考えたりすると
極論に至りやすく「私はなんのために生きているんだろう」となりがち。

私も、今を無駄にしたくないからという一心で
動かない頭で一生懸命「生きている意味」を考えていました。

結局、生きている意味も見つからず
「自分って生きている意味ないのかな?」
と悲しくもなりました。

それってしんどくないですか?
いま思えばめちゃくちゃしんどいことを自分に課してた。
「ゴメン!自分!」って感じです。

生きている意味なんかよりも
いま生きている事実のほうが大切
なんだと
やっと今では思えます。

自分と向き合ったり、人生の根源を考えるよりも
まずは今きちんと生きていることに向き合う・ほめる
こと

コーチングセッションを受けられない話から
感じ取ることができました。

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