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一粒で二度おいしい。

あっという間に12月ですね。

近頃めっきり寒くなりました。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私は1日がかりで栗の渋皮煮を作りました。

手間暇かかるけど姉や友達に送るととても喜んでくれるので

渋皮煮作りは毎年欠かせない私のお楽しみです。

いつもは岐阜の親戚が送ってくれる生栗を使うのですが

残念ながら今年は不作だったようです。

なので10月に八百屋さんで生栗を購入し追熟させることにしました。


一粒が6cm程の立派な栗にテンション爆上がり。
500gでこの大きさの栗が14粒入っていました。

追熟の仕方はとても簡単です。

購入した栗を新聞紙に包みそれをビニール袋に入れチルド室で保存します。

カビが生えないよう時々湿った新聞紙を交換しながら4週間待つだけ。

※拾った栗の場合は虫止め(80℃のお湯で1~2分茹でて陰干しして乾かす)という作業を挟めばOKです。

今回は渋皮煮を作るついでに手持ちの紬の帯地を渋皮で染めてみました。

と言っても、渋抜きの時に出る茹でこぼしたお湯に

布を2時間ほど浸すだけの超簡単染色です。

重曹を使いあく抜きしている最中。
この赤みを帯びた灰汁を使って染めていきます。
色止めに塩を大匙1位入れてみました。
一度洗濯をして乾かした帯がこちら。
写真だとビフォーとアフターの差が余りないですが
左側が染める前、右側が染めた後です。

硬い鬼皮はどすッと暗い茶色になるので今回は入れませんでした。

渋皮の灰汁だけで染めると淡いピンクベージュになります。

年配の方も好みそうな自然で優しい色です。

えぐみや苦みの素なのに可愛らしいピンクが潜んでいるなんて

自然の色って本当に不思議で素敵です。

グレイヘヤーなったらこんな色の着物を着てみたい!!

一石二鳥とか一挙両得とかが大好きなので

美味しい渋皮煮を作った時の副産物で染物も楽しめて大満足です。

本格的な草木染はちょっとハードルが高いから

料理のついでに出来るのは嬉しいかぎり。

染物をしていた叔母によると黒豆の煮汁でも布を染める事が出来るんだとか

お節づくりの最中に染物をする心のゆとりがあるのか分からないけど

今度チャレンジしてみようと思います。



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