見出し画像

キャッシュレス社会が生む弊害

・キャッシュレスは基本良いことづくめ
・日本古来の文化が無くなる懸念はある

というお話です。

大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 7月18日放送より

■ キャッシュレス決済の現状

今回は、キャッシュレス決済とその弊害についてです。

キャッシュレス決済の一番の利点は、「お得ですよ」とうたえることです。

同じものを買うにしても、現金で決済するのに比べて

・dポイント
・楽天ポイント

などが還元されます。これらのポイントは全国共通、ネットでも使えるため、実質割引に等しいです

だから、ユーザーに向けて「お得ですよ」と言えるわけです。


■ メリット1. レジのスピードアップ

メリットはそれだけではありません。
例えば、レジのスピードアップがあります。

現金主義の時代は、

「123円になります~」
「あ、1円あります、待ってください」

という些細なやり取りに数十秒を費やしていました。

ところがキャッシュレス決済になると、スマホをかざすだけ・QRコードを見せるだけで済むので、時短になります。

細かい時間の積み重ねを考えると、キャッシュレス決済は日本の生産性を上げてくれることでしょう。


■ メリット2. 財務の明瞭化

もう1つのメリットは、財務が健全化される点です。

商店街の八百屋さんなど古くからあるお店では、現金主義が多いせいで、どんぶり勘定になっているケースがあります。

結果、悪気無く税金もあやふやになっています。

そこにキャッシュレスが導入されれば、データとして売り上げが出ますから、財務が明瞭になります

これが、キャッシュレスで財務が健全化されるということです。


■ 弊害として、日本古来の文化がなくなる?

このように、キャッシュレスは基本的に良いことづくめです。

ただ唯一懸念されるのは、日本古来の文化が無くなることです。もし完全に現金が淘汰された場合、無くなってしまう文化があります。

・お賽銭
・おひねり
・お年玉
など

これらは日本古来の伝統なので、存続してほしいなと思います。特に神社仏閣は日本独特の文化なので、後世まで永遠に残していきたいと思いますね。


■ そうは言ってもキャッシュレスが浸透しない日本

そんな懸念をしつつも、やっぱりキャッシュレスはなかなか浸透していません。

これまでも、強く押し進められるタイミングはあったと思いますが、なかなか浸透しません。消費増税の時もそうですし、今のコロナ禍も絶好のタイミングだったと思います。

「濃厚接触を避け、ソーシャルディスタンスを保て」という社会のなかで、不特定多数の人間が触る現金って嫌じゃないですか?
どう考えても、ウイルスが付着してそうですよね。

最後に、そんな日本社会において、キャッシュレスを浸透させる方法を考えて終わろうと思います。


■ 現金は文化として残す

キャッシュレスが浸透して現金が無くなったとき、「お金」を見たことがない子供たちが出てきます。

そういう時、現金は伝統文化として格式を上げて、そこだけに使うものにすると良いかと思います。普段の支払いはキャッシュレスで、現金を使うのは限定的な場面にします。

・お賽銭
・おひねり
・お年玉
など

そういう時にだけ見せることで、文化として使っていけばいいのではないでしょうか。


■ 高齢者に普及させるには

後は、キャッシュレスに切り替えられないご高齢の方々。

その対策として、誰が見てもわかるものを配ってしまいましょう。

・PayPay
・楽天ペイ
・LINE Pay

とか選ばせないで、65歳以上の方は、マイナンバーカードにキャッシュレス機能を搭載しますと。年金もここにチャージされますと。

そうすれば、キャッシュレス機能を使わざるを得なくなります。そこまでしないと、浸透させるのは難しいと思いますね。


■ まとめ

さて今回は、

キャッシュレス社会が生む弊害 
・キャッシュレスは基本良いことづくめ
・日本古来の文化が無くなる懸念はある

という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。

それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!

じゃあね!

大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?