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たかがバッグ、されどバッグ。

冬に新調したバッグのファスナーが壊れた。

閉めたと思っても閉まっていない。
何度も試すと無事に閉まる場合もあったので、だましだまし使っていた。が、その閉まる確率が下がってきて、急いでいる時には閉まっていないまま持ち運ばなければならないことも。
それは、たいてい出先で書類をバッグに入れた後だったりした。
ファスナーが付いているタイプではなくて、1箇所だけとめるタイプや、まったく開いたままのタイプのバッグもあるので、そのまま持ち歩いていても気にならなければ支障はないのだけれど……
いやいや、防犯のためにもわたしは口が開いているバッグを持って、公共交通機関には乗りたくないのだ。前述の理由により、バッグの口が開いたまま地下鉄に乗って数駅間でもドキドキしたので、毎回そんな思いはしたくない。イタリアでも、そういうタイプのバッグを普通に持ち歩いている人はいるけれど。

そこで、応急処置的に、以前に見た目で一目惚れして購入した、色褪せデニム生地に濃淡ピンクの鳥モチーフが描かれている縦長バッグに書類を入れて出かけてみる。
一日持ち歩いて、なぜある時から使い続けていなかったのかを思い出した。
わたしは、ある程度荷物が重くなりがちなのだが、肩にかけられる持ち手の長さの関係か、バッグの重量が腰に負担をかけ過ぎるのだ。バッグ自体は軽いのだが、毎回持ち歩いただけで腰痛になってしまってはかなわない。
あぁ、カワイイだけではダメだった。
そのバッグには軽いものだけしか入れられない。

今はとりあえず、新調する前のバッグに戻った。
そもそも、そのバッグは軽くて使いやすいので変えたくもなかったのだが、少しくたびれてきているのは否めないので新調したのだ。
できれば、同じバッグが欲しかったものの、購入したお店に行ったら、まったく同じ素材・サイズのものはなかった。おそらく、大量生産するようなタイプの商品ではなかったので、また入荷するかどうかは分からない。

この辺りでは、通勤にリュックサックを持っている人も多いようだ。スーツではなくて、カジュアルな服装の人も多いから、背中にバッグを背負ってもそれほど気にならないのかもしれない。
でも、女性の場合はどうなのだろう?
もちろん、女性用のお出かけ用の小ぶりなリュックサックを持ち歩く人も多いかもしれないが、わたしが必要とするのは、A4サイズの書類を入れられるタイプなので、それでは用が足りない。
家には用が足りるしっかりしたリュックサックは複数あるので、いざとなったらそれを使うという選択肢もなくはない。ただ、背負ったら、自分の目が届かない所にファスナーがいくつもあるという点が、防犯面でわたしを不安にさせる。

出先の駅で、通勤客と思われる人たちが続々と来る様子を見ていたら、たまたまかもしれないが、男女問わずリュックサック人口が多くて、へぇ〜と思った。

新しい適当なバッグが見つかるか、リュックサックデビューするか、それが目下の問題。



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