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同時期に重なる贈り物は、あなたにとって必要だから?

何かのお祝いの際に、複数の人から同じモノ・同じ種類のモノ・同じモチーフのモノを受け取ることがある。
それが、自分が欲しいと口に出していたり、その時に流行っているモノだったり、自分の好みに合わせているのだろうと考えられるモノであれば、その偶然をそれほど気にも留めはしない。それに当てはまらないモノが同じ時に贈られると、何か不思議な気分になる。

覚えているものでは、日本でアロマテラピーのセット(精油などを温める器具とのセット)、イタリアで、ハートのモチーフが付いているアクセサリー(ひとりはブレスレットを、ひとりはネックレスを)、アロマキャンドル……そして、ナザール・ボンジュウ

トルコのお守りと説明があるが、周辺の地中海の他国でもわりと見かけるかもしれない。ギリシャでも見たと思う。"邪視から災いをはねのけると信じられている "そうだ。
たまたまふたりともトルコやギリシャを訪れてお土産に購入したものをプレゼントとしてくれたのかもしれない。それが、順当な捉え方だ。

ただ、神秘的に捉えて、同時期にそのようにまったく別の付き合いの人たちから同じモノが届く時、もしかしたら、それがその時のその人には必要だからなのか?……と思うと、ロマンを感じる。

わたしがもらったふたつのナザール・ボンジュウは、まったく同じ大きさではなかったが、しばらくは対のように並べて置かれていた。ただ、ガラス製なので、何年後かにひとつは落として割れてしまって、今はひとつだけ残っている。

ひとつ分の邪視は退けたから、ひとつで足りるということなのかもしれない。


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