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学習: アフォリズム/ドイツ語 #1

Edmond et Jules Huot de Goncourt

”Niemand auf der Welt bekommt so viel dummes Zeug zu hoeren wie die Bilder in einem Museum.”

ドイツ語授業のテキストに記載されていた これ の意味が取れなかったんですが よくよく読むと 絵自体を擬人化しているわけですね。

wie を副文文頭の関係詞と取るなら 副文を閉じる動詞が見当たらないし、、、、と 判じ物だったのですが 意味を取る勉強になりました。

英語なら遊び心や突飛な比喩も想定内なのですが ドイツ語だと どうしてもお堅い常識の範疇に意識が閉じてしまいます。。。。

試しに Google翻訳だと このようになります:

『美術館の写真ほど愚かなことを聞​​く人は世界にいない』


ほうほう、吾輩には この敢えて外した構図が、、、とか、
ううむ、当時の画風からするとこの配色は、、、とか、
なんじゃつまらん、値がつく代物じゃないわい、、、とか、
どうだ、こうだ、とか。。。

審美眼を備えた美術品蒐集家?の ゴンクール兄弟の目からすると、美術館を訪れるにわか評論家の的はずれな論評を聞かされ続ける絵画が気の毒に思われるのでしょう。

やや手直しさせてもらうとしたら こうでしょうか:

「美術館の絵画ほど 愚かなことを聞かされる人は世界に居ない」


フレンチな辛辣さ、って感じですね。仕事とかでも厳しめなコースにボール投げこんでくるの好きなフランス人っているからなぁ。。。。
とはいえ 直接過ぎない罵倒には品性を感じます。

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