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中国国際航空の無料トランジットサービス予約奮闘記

去年の年末年始に海外旅行に行った際、中国国際航空を利用しました。

行きも帰りも丸1日トランジットに時間がかかる航空券だったので避けたかったのですが、他の中華系以外の航空会社の航空券より10万くらい安かったんですよね…
ハイシーズンでただでさえ航空券高い時期だったし…
これは抗えない…

ちょっと脱線しますが、最近、中華系航空会社(中国国際以外も、中国東方とか各社)の航空券がやけに安いうえに、だいたい中国本土での乗り換えに丸1〜2日かかるみたいなスケジュールの航空券が多い印象です。

トランジットビザで入国してもらって、観光してお金落としてもらおうって戦略なのかな…

中国のトランジットビザについて:
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/946ed8c68975b8b9.html

要するに、日本人は中国入国のためには事前に面倒くさすぎるビザをとらないといけないのですが、トランジットという名目で、第三国に数日以内で行く航空券を持っていたら、ビザ免除で入国できるというものです。

入国時の都市によって違いますが、3日とかちょっとした観光に事足りる日数の滞在が、トランジットならビザ免除で可能です。

中国国際航空をはじめ、中華系の航空会社はだいたい各社、トランジットが長い人用にさまざまな無料サービスを提供しています。

この期にせっかくなら使おうということで、初めて使ってみたレビュー(という名の予約奮闘記)です。

トランジットホテル:予約前

航空券予約後、まずは自分の旅程が以下の条件を満たしているか確認します。
そして、無料のトランジットホテル利用のためには、コールセンターに電話して、事前にホテルを予約しなければいけません。

https://www.airchina.jp/JP/JP/booking/hotels/

上記のコールセンターの電話番号表記が不親切すぎるのですが、コールセンターの電話番号は0570-095-583です。

0570…そう、ナビダイヤルです。何秒ごとに何十円とか割高な通話料がかかるあれです。
コールセンターがナビダイヤルとは何事…

IP電話があればいくらか通話料は安くなるようですが、私はIP電話(アプリ含め)を持っていません。

ということで電話するのがいやすぎて、中国国際航空アプリでも予約できるとあったので、早速アプリをダウンロードしました。

会員登録をしないと予約できないようなので、登録に挑戦してみます。

が、認証用SMSは何十回試しても来ない、何十回試して1回だけやっときた認証番号を入れても認証されない、挙げ句の果てに謎の見たこともない中華仕様&中国語のCAPTCHAが何度も出てきて永遠に進めずで、会員登録できず諦めました。

CAPTCHAっていうのは、認証とかする時に、この画像の中から○○を選んでくださいとかのあれです。

そういうのなら使ったことあるし中国語で書いてあってもなんとなくでいけそうですが、とにかく見たことも使ったこともない謎CAPTCHAで、何したらいいか見当もつかず、かつ指示も中国語で訳わからなすぎました。
アプリじゃなくサイトでやっても同様です。

システムどうなってんだ…バグじゃないの…?
しかも普通はある程度会員登録しやすくして会員増やしたいんじゃないの…?あの何度もしつこくでてくる謎CAPTCHAは本当に何なんだ…!
(CAPTCHA自体はセキュリティ対策で出ているものではありますが、なんか本当にセキュリティ対策で出ているのか怪しい出方をしていた…)

なお、中国本土の会社に会員登録、特に個人情報が心配になる方もいらっしゃるかと思います。

ただ、もう航空券予約時点で、名前も住所もパスポート番号も電話番号も割れちゃってるし今更なんだよなあ…もう私に怖いものはない。

何としても予約するっていう意地にもなっていました。ここまでしたんだから、努力を無駄にしたくない。

もう電話するしかないのか…コールセンターに…ナビダイヤルに…

トランジットホテル:予約する

ということで、ナビダイヤルのコールセンターに12月中旬ごろ電話しました。

すると、カタコトの中国の方らしきオペレーターさんが出られました。
そしてオペレーターさんに航空券予約番号と、トランジットホテルを予約したい旨を伝えました。

すると、理由はよく聞き取れませんでしたが、月末でないと予約できないから、12月末にまた電話するようにとのことでした。
あああああ…

気を取り直して、12/25に再度アタックしました。ナビダイヤルに!(しつこい)

12月中旬の電話は自分の携帯電話からだったのですが、オペレーターさんに繋がるまで結構時間がかかり、最終的に何十分か要しました。
なので電話代が心配になり、今度は公衆電話からかけてみることにしました。

そして、公衆電話の場所&使い方を調べるところから始めなければなりませんでした。

ネットで受話器とお金の順番とか、10円玉がたくさん必要とか、お金が足りなくなってきたらわんこそばみたいにお金を投入しないといけないとかを入念に調べてから挑戦です。

普段は基本キャッシュレスだし、地味に10円玉を集めるのがわりと大変でした。
が、なんとか500円分くらい10円玉をかき集めてから電話しました。準備万端!

何度か公衆電話の使用に失敗しながらも、やっと電話をかけられました。

というか、調べたのに何で失敗するんだ…?
公衆電話で電話するの難しすぎない…?

今回も中国の方らしきオペレーターの方が出られたので、ホテルを予約したい旨を伝えると、意味はよく分かりませんでしたが、なんか前にもう電話してきたからどうのこうのと言われました。

が、めげずに12月末でないと予約できないって言われたからまたかけました、と伝えて、何とかホテル予約してもらえることになりました。
どんどん10円玉を投入しながら…

そして、最後に「はい、予約取れました」と言われ、電話終了です。
え…予約が取れたって情報はどこにくるんだ…?

が、数分後に確認メールが来ていました!やったー!
え、さっきメールアドレス伝えてないのに何でメールアドレス知ってるんだ…?となると思いますが、どうやら航空券予約時のメールアドレス宛に来るようです。

確認メール

中国入国

乗り継ぎ地は北京でした。

北京に着いたら、トランジット用のアライバルカードを記入して入国審査なのですが、その際にホテル予約証明も見せる必要があるようです。
私は上記のメールを見せて入国することができました。

目の前でトランジットで入国しようとしていた家族が、ホテル予約をしていなくて入国できないと空港のスタッフさんから言われていました。
そうなのか…

ホテル滞在

メールに記載の空港内のカウンターで受付し、シャトルバスを待ちます。
方向が一緒の人が集まってから出発するようです。

私は結局1人で移動だったのですが、本当にちゃんとホテル予約されているのか、その間もまだドキドキでした。

空港近くのホテルに着き、シャトルバスはすぐ行ってしまいました。

その後ホテルのレセプションでチェックイン手続きを進めますが、英語が通じず、身振り手振りで何とかチェックインしました。
よかった、ちゃんと予約とれてた!
(空港近くのトランジット客用ホテルなのに英語が通じないとは…)

部屋は広くてよかったです。WIFIはなかなか繋がらないけど…
無料朝食もついていて、ラインナップもまあまあありました。

大きいデスク付きの部屋
朝食つき

まとめ

ということで、滞在記というよりサービスを利用するための奮闘記って感じでした。

かなり大変でしたが(私は)、無料で朝食付きの広い部屋に泊まれたのはよかったです。
空港近くなので、どこにいくにもかなり不便な場所ではありましたが…

ちなみに、ホテルは航空会社が振り分けるため、自分で選ぶことはできません。

また、私はプライオリティパスがあったため利用していませんが、同様に空港ラウンジも予約すれば無料で使えるようです。

サイトやアプリの不親切さや、コールセンターはナビダイヤルなど(まだ言ってる)改善してほしい点は多々あったものの、無料でここまでのサービス提供はありがたいなと純粋に思います。

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