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スキー場前駅という駅

かつて、スキーが若者のレジャーの定番だったとき、名CMが生まれ、それとともに各地にスキー場が整備されたり、雪の降らない地域に室内スキー場ができました。

僕が生まれたのは、そのあたりだと思うので、成長して十数年経って状況が変わって、新幹線でスキーに行くということもあまりありませんでした。

しかし家族がスキーが好きだったのと、知り合いが長野県に住んでいたこともあり、冬になると家族で長野県へスキーに行っていました。立川だったか・・特急あずさに乗り込み、松本市へ。

知り合いの家に泊まり、朝早く起きてバタバタと朝食を食べ、松本駅から白馬や糸魚川行きの電車に乗って、1時間くらい。信濃大町駅を過ぎて数駅だったと思いますが、「ヤナバスキー場前駅」に到着します。

当時、スキー場はとても多くありましたが、電車の駅がスキー場の目の前にある駅は、2つくらいだったと聞いたことがあります。貴重なスキー場前駅。

もこもこのウェアに身を包んで降り立ち、レンタルスキーであれやこれやを選んで、いざスキー・・でも怖がりで運動が苦手だった僕は、スピードも出さず、ゆるゆると斜面を降りていました。

スキーブーツでガクガクと歩きながら、ランチを食べたり、トイレに行ったり、ひとしきり遊んで夕方に、電車に乗って松本へ帰りました。行きと違って、帰りは混み合ってしまうため、ほとんど座れることはなく、ウェアで暑くて、松本に着くと足は疲れていて、かいた汗が冷えてしまったことも覚えています。

広大なスキー場というわけではなかったけれど、斜面は広くてなだらかな面が多く、怖がりの僕にはとても滑りやすいスキー場でした。結局スキーは得意にはならなかったけれど、毎年の冬の恒例イベントでした。

スキーから帰ると、その知り合いの家族と一緒に鍋を囲むのが定番。ポパイ鍋と呼んでいたもので、お湯にニンニクを落とし、ほうれん草をどっさり入れて、豚肉を茹でてほうれん草と一緒に、ポン酢で食べるシンプルな鍋でした。美味しかったなぁ・・。

ヤナバスキー場前駅、懐かしい駅の一つです。

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この企画に参加しました。やんさんは、旅気分を味わえる、鉄旅の投稿が魅力。なかなか行けない地方の駅が多いので、なるほどー、と思いながら読み進めています。企画の趣旨はこちら。

駅の思い出、結構たくさんあるなぁと思い出しました。旅や、大学、地元の駅も何かと変貌しているし、駅って大切ですね。

#駅にまつわるエトセトラ #ヤナバスキー場前駅 #駅 #旅 #思い出


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