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お腹が出る

シャワーを浴びるときなど、自分の身体を目視する機会があるとき、普段は服に隠されているあちこちを見ることになります。総合的に、太った、痩せたという判断もあるし、こんなところにホクロあったかな?という発見もあります。

小学生のときのある日、お腹出てきてるな、と気がついたのです。クラスには太っている子も痩せている子もいて、自分は真ん中くらいと思っていたのですが、お腹が出てきているなんて思いもよらず、ショックでした。

お腹が出てきているのはつまり太ってきているわけで、このままでは太った子たちと同じようになるのかと不安になりました。ただ、具体的にお腹の出っ張りを治す術を思いつかず、生活が変わったとかではありませんでした。

社会人になると、先輩や友達の体型が変わりだしました。結婚した友人にも、体型の変化を経験する人がいたりしました。食べるものが変わったり、ストレスが溜まったりと理由はあるのでしょうが、お腹が出てきていました。

そんな中で僕は、太りたくないという気持ちはありつつも、痩せるための努力はしないという、イメージトレーニング的な対策でお茶を濁していたのです。

意識が変わったのは、祖母が倒れたことと、そのあとに父にも病気が現れたことでした。祖母は日頃から味の濃い食べ物が好きで、薄味を「こんな不味いもの!」と言う人でした。遠くに住んでいるので会うことは少なかったのですが、病院にいるのを目の当たりにして、健康でいることのありがたさと難しさを感じたのです。

父の病気は、それこそ"覚悟"に似た心持ちにもなりました。病気の発見前から、風邪が治りきらないとか、何となく元気がないといったことが続いていたので、早期発見と言う言葉を使えないほどの期間が経っていたように思います。

さいわい、父はその後の経過も良好で日常生活に戻ることができました。

そんなことを目の前で見ていたら、途端に自分の健康って誰も管理できないなぁと思ったのです。健康に気をつけるというのは、暴飲暴食しないとか、夜更かししない、とか「しない」ことだと思っていたのですが、それだけではなくて、「運動する」ということも必要なのだと感じたのです。

体育という科目が苦手だったこともあり、それまで運動することは全く検討していなかったのです。それでも、いきなり何かできるわけでもなく、近所の公立体育館のトレーニングジムへ行って走ったり、マシンで少し鍛えたりという程度でした。

ある時、近くの河原をジョギングしてみたら、それがとても気持ちよくて、今まで走ってこなかったことを悔やむくらいでした。

それ以来、少しつづ距離や時間を伸ばしながら、ゆっくりと走っています。良く走れる時期も、あまり走れない時期もありますが、無理なく走ることが運動に苦手意識のある僕には向いています。

お腹、出てないといいなぁ。

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