時が止まったような秘境の温泉
先日の東京の雪は、当初の予報よりも多く積雪したり、降り始めが早かったりと、降った瞬間から混乱が始まっていたような気がします。たまたま降った日の翌日に仕事の休みを予定していたので、職場に向かうことはなかったのですが、子どもと保育園に行くのが歩き対応になってしまったために、時間がかかりました。
雪の降った日の翌朝は、とても静かで、場所によっては白黒の風景になるように感じられます。そんな風景を見て、思い出す温泉のことを。
毎週月曜日には旅の記録を書いています。
秋田県はさまざまな温泉地がありますが、中でも山深くて、雰囲気たっぷりの秘境と名高い、乳頭温泉郷に行ったときの事です。
飛行機で秋田に降り立ち、空港から駅までのバスに乗り、そこから乗り換え時間2分で新幹線のチケットを買って、新幹線に文字通り飛び乗りました。田沢湖駅で降りて、またバスで1時間ほど山の中へ。
そして、バスを降りた乳頭温泉郷の最奥「蟹場温泉」(がにばおんせん)の写真でした。
行けばどうにかなるかと思って行ってみましたが、着いたのが午後3時頃で、乳頭温泉のそれぞれの旅館の日帰り入浴は4時半までと決まっていて、近くの旅館の温泉と、蟹場温泉の旅館内の温泉には入れました。
蟹場温泉は、旅館の外に広い露天風呂があって、そこを目指していたのですが、「ここから歩いて15分かかります」・・と言われて断念したのでした。浴衣に着替え、ゴム長靴を履いて向かうのだとか・・行きたかった・・。
それにしても、雪景色の中で入る温泉の温かさは感動ものでした。乳白色の温泉は、あまり経験がなかったし、お湯の中が見えないということで、気持ちも開放的になっているようで、とてもリフレッシュできました。
蟹場温泉から歩いて5分くらいの場所に、もうひとつ温泉旅館、大釜温泉がありました。・・なんか熱そうな名前ですね。ふだん雪に慣れていないので、徒歩5分とはいえ足元に緊張し、寒さも初めてのことだったので、温泉に入るたびにいちいち感激していました。
雪深くて、バスの中からも、歩いていても、白と黒の世界が広がる感じがして、昔の映画をみているような錯覚を感じました。温泉郷のあたりだけ時代が止まっているような、そんな不思議な感覚でした。
そんな感覚のまま、乳頭温泉郷を少しくだってその日の宿に向かったこともあって、宿でも自分が現代にいるのか不安になるようなこともありました。その宿では、こんなことがありました。(以前投稿しました)
乳頭温泉の秘境感、今度は家族で味わいたいですね。
角館で食べた、くら吉の栗一粒大福
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