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あの遠吠えが聴きたい

多くの人が生活を変えることとなった、昨今の状況。不特定多数の人と接触する行動や活動には、過剰な視線が注がれているようです。感染を「する」のが怖いのか、「させる」のが怖いのか、何か別の恐怖や正義感のようなものが透けて見えてくるような気がします。

少し前に、かなり熱がこもって議論された芸術分野の自粛は、個人的にも相当インパクトがありました。仕事とは関係なく、趣味のことです。

以前投稿したことがありますが、僕は観劇が好きです。特に、劇団四季は社会人になった時「CATS」を観て以来、かなりの演目数と、回数を重ねています。夜行バスに乗って地方遠征したことも何度もありました。結婚してからは殆ど行ってないのですが。

そんな演劇は、ホールなり劇場という閉鎖空間で、ある程度隣り合わせに客が座ります。雑談こそ出来ませんが、それは開演中だけで、休憩時間になれば客席やロビーのあちこちから雑談や咳払いが聞こえてきます。

3密を避ける、と言われている中で、劇場という場はすべてを網羅する危険性が高いのです。すると必然的に、活動はやめるべき、演劇は出来ません、となるのでしょう。

これから先、どうなっていくのでしょうか。劇団四季の専用劇場が多い東京都の方針や国の方針などは、あと数日で「開けることはできる」ようです。しかし、例えば満席の劇場に戻るのは、様々な検討や理解が進まなければ実現できず、かなりの時間が必要だと思うのです。

観劇は個人的な活動ですが、劇場の雰囲気はその時の客の様子によって違います。かなり微妙な違いだし、変に通ぶっても胡散臭いのですが、個人的には満席や満席に近い状態で観ることは、何となく緊張感があるように思うのです。

ここまで書いてきましたが、何が気になっているのかと言うと、子どもが5歳になったらライオンキングを観たいなと思っているのです。つまり僕は「5歳になったら、ライオンキング」というTVCMがしっかり刺さっている四季ファンなのです(笑)

アニメ映画の再放送は、何度も観ているし、子どもが口ずさむこともあり、予備知識はばっちりで、それを観ながら「これを人が劇でやるんだよ」と伝えています。ただ、動物のアニメと人間の動物と言うのが、うまく説明できないし、子も想像できないようです。世界観のような言葉にできない雰囲気こそミュージカルの醍醐味なのですが。

きっかけの作品CATSこそ観て欲しいのですが、ストーリーがなく英語が混ざり、ドラマ性が高いものは、解説なしではまだ難しいかなと思っています。

ライオンキングの冒頭の動物たちの登場や、歌に包まれる感じ、あの2匹の掛け合いなど、早く早く観て欲しい。

いや、早く観たいのは、僕でした。

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