小さな一歩目は波紋のように周りを動かす
ここ最近、営業という仕事を続けていくかずっと考えていました。
・断られることに異常に嫌悪感を感じるようになっている
・相手の温度感がわからない電話、オンライン会議に疲れてきている
・楽しくないと思うことが増えてきた
以前は感じていなかった(…というか、気にならなかった)こんな感情が湧いてきたのです。
コロナ禍になってから感じるようになったので2年前くらいからウジウジと悩み続けています。
職を変えようと思ったきっかけ
どんな仕事もコロナの影響で変化があったと思いますが、営業の仕事も例外ではありません。
感染リスクや、オンラインの合理性を主張する声が増えたことによって、人と会うことのハードルがものすごく上がりました。
人見知りであるわたしの営業スタイルは、
「相手に慣れるまで積極的に何度も会う」だったのですが、
これからの時代はこのような営業スタイルは向かないと判断。
ということは、いつまでも今の仕事にしがみついていても仕方がない。
まだまだ長い仕事人生を続けていくためにも、新しい職を見つけようと思いました。
会社を離れる勇気
営業職なのに、電話やオンライン会議が苦手なわたし。
それでも今の会社に居続けたのは、働く社員の人たちを尊敬し大好きだったから。
過去6回も転職を繰り返しましたが、こんなにすてきな同僚に囲まれて仕事ができる環境はありませんでした。
だからこそ、転職は怖いのです。
営業という仕事からは離れたいけど、会社からは離れたくない。
だけど今いる会社の規模は小さいので職替えはほぼ不可能。
営業ができないのであれば、空いているポジションはありません。
(小規模会社のつらいところ…)
そんなことをこの2年間考えつつも、なんとか営業をつづけてきてふと思いました。
この我慢をあと何年つづけるの?
わたしの人生を考えたときに、会社に依存するために今の仕事にしがみつくことは本当に我慢すべきことなのだろうか?
そんなわけないし、そんな大事でもなかったんです。
そう思えたから、一歩踏み出してみることを決意しました。
はじめの一歩は本当に小さく踏み出す
決意した!転職だー!!
20代の頃のわたしは、こんな風に転職を繰り返していました。
独身でしたし、収入も少なく失うものがなかったのです。
だけど、今は違います。
今の生活はどうなる?
働き方を変えてやっていける?
子供に影響が出ないようにしなきゃ
転職活動に集中するわけにはいかない
考えることはたくさんあるから思いきれないんです。
だけど環境を変えるのに、思い切った行動って必要ないんじゃないかなと考えを改めました。
環境を変える=思い切って転職!
なんて、そんなわけがない。
最終的には転職という道を選ぶかもしれないけど、迷っているうちは動かない方いい。
じゃあ、何をするのか。
わたしの場合は、信頼できる夫や先輩に自分の話を聞いてもらいました。
いきなり転職という大きな一歩を踏み出す前に、本当に本当に小さな一歩。
歯車が動き出したかのように、どんどん進んでいく
小さな一歩の繰り返し…よく聞くこのフレーズはコツコツ努力ができる人向けなのかな~なんて他人事のようで、わたしにはしっくりきませんでした。
夏休みの宿題も、期末テストも、大学の課題も、原稿を入稿するのも、いつも短時間勝負!徹夜上等!!
というわたしには、小さな一歩は変化が感じられず飽きてしまうんです。
それなのに、なぜ今「小さな一歩」と言い出したのか。
それは、小さく動くと波紋のように周りに変化が生まれたからです。
今回わたしが動いたことは、夫と先輩に相談しただけです。
だけど、その行動によって周りの人たちがわたしについて一生懸命知恵を絞ってくれるようになりました。
・営業以外で仕事を生み出せないか
・雇用形態を変えて今の会社で働き続けられないか
・どんな仕事だったら生き生きするかな?
・収入が下る場合はどこまでが限度かな?
・転職する場合はどんな仕事があっているかな?
もちろん、答えを出すのも決めるのもわたし自信です。
でも、ひとりぼっちで考えを巡らすのとは違い、不思議と勇気が湧いてきました。
環境を変える勇気は周りからもらう
熱血教師みたいなことを言いますが、
勇気は奮い立たせることで大きくなるのではなく、
自分の中の小さな勇気に少しずつ周りからもらって大きくしていくものだと思います。
勇気がないわたしは臆病者だ…と閉じこもっていては、勇気なんて一生湧いてきません。
それよりも少しの勇気を振り絞って、信頼している人にまずは話を聞いてもらう。
知っている人には話せないのであれば、カウンセリングを受けたり、Twitterでつぶやいたり、noteに書いてみたり。
一つ動いてみるだけで波紋のように広がっていきます。
そこから小さな勇気をもらって、また一つ動いてみる。
自力でコツコツ進めるのは難しくても、小さなやる気をもらったら小さな行動を…というのは続けられそうなので、わたしもやってみます。
もし今、前に進めず足踏みしているのであれば、たとえばこんな風に考えてみるのはいかがでしょうか。