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「ゆたかさ」ってなんだろう。

私たちは知っていた。
こんなことが起こる前から。
当たり前の毎日こそがゆたかなものだったのだと。

...

新型コロナウイルスにより
色濃く ゆたかさが浮かび上がった。

身近な人の思いもよらぬ死。
生きていることこそがゆたかな営みだった。

緊急事態宣言で外出自粛。
いつでも顔を向き合わせて会えることは普通ではなかった。

ソーシャルディスタンス。
触れ合えることが奇跡みたいに尊いことだった。


塩をかけることで
スイカの味に深みが増すように

コロナが蔓延することで
人と面と向かって会うことに
ゆたかさが産まれた。

仕事がなくなり
膨大な、無限かに思える時間ができた。

でも仕事があったからこそ
この時間がゆたかなものに感じた。


ただのスイカ。
ただただ人と会うこと。
ただの無限にある時間。

それだけではわからなかったゆたかさ。

プラスアルファ何か起こって
初めてゆたかになるのではないか。

いや、ゆたかさはもともとあるのだけど
何か起こった先で、はたまたその後で
ようやくクッキリ輪郭が現れ
気づくものなのではないか。

黒のそばでよりハッキリ発色する白のように。

だとしたら白だけではなく、
黒も含めてのゆたかさなのではないか。

影があり 光がある

そんなゆたかさを
私たちはいつも受けとっている。

受けとって、
さあどうしよう?

この先、何ができるかを考えることができる。
どうしていけばいいのか思いを巡らすことができる。

これも私たちの「ゆたかさ」であるのだと思う。

「ゆたかさ」ってなんだろう。
2020.6.2 7:00
#ゆたかさってなんだろう #自己啓発 #エッセイ #コラム #ゆたかさって何だろう

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