薄明

繊月と共に

夜を過ごし

太陽が起きるまで

朝を待った

空が明るくなったのを合図に

動き出す

体内時計が誤作動して

妙な昂揚感に包まれる

目の前のタスクが

どんどんこなせそうな全能感

手放しには喜べない現象

でも

とてもいい気分

すぐに

バッテリーが切れるのは

目に見えている

もう少し浸ったら

カーテンを閉めよう

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