ほんの半日の短い命。　この一瞬を輝きたい✨✨私は誰？

まっ白な花びらに、おしべの黄色がアクセント。本当に小さなカレンな花です。

夜には閉じる短い命です。

一瞬の輝きですが、凛と美しく咲き切ります。

私は誰？

小さな小さなツボミが膨らんで、今朝、咲きました。

花だけ見ると、間違いなく「オリヅルラン」。

でも、いつものオリヅルランとは、葉っぱの形が変わってしまいました。

上の写真が元々のオリヅルランです。

鉢が変わった途端、だんだん緑が濃くなり、白い斑入りが消え、寒蘭のように細くて長い艶のある葉っぱに変化して今に至ります。↓↓

本当に不思議なことがあるものです。

10年前、父が亡くなった時、大事に育てていた寒蘭の鉢植えを３鉢、実家からもらってきました。

最初の２年は、寒蘭の花を咲かせ、楽しませてくれましたが、手入れが行き届かず、残念なことに３鉢とも枯らしてしましました。

ごめんなさい。という思いと、ランの鉢をそばに置いておきたい思いで、友人から貰ったオリヅルランを植えてみました。

すると、こんな形に。

父が大事に育てた、その思いが鉢に残っていて、寒蘭の葉っぱのように変化したのです。

ありえないことかもしれませんが、オリヅルランがその思いに応えてくれたのかもしれません。

さすがに、寒蘭の花は咲きませんが、毎年、２−３回、白い小花を咲かせて楽しませてくれます。

スーッと茎が伸びてきて、日に日に花芽がほんの少しずつ膨らみます。

そして、今日の開花でした。

そういえば、今は、春のお彼岸でしたね。

親不孝な娘に、思い出してね。というメッセージだったのかもしれません。

ありがとう、お父さん、お母さん。

合掌。