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【サイバーエージェント役員陣によるマネージャー研修を経て】リーダーとして磨きたい3つの要素

01.はじめに

先日、おもセンを対象に行われた役員陣によるマネージャー研修(全4回)に参加させていただき、そこで得た学び・次世代リーダーとして今後もっと磨いていきたいと思ったことを、今後忘れない・自分の戒めにするためにも、この場でアウトプットさせていただけたらと思います。
(研修内容としては、各役員からいただいた課題に対してプレゼン形式でのアウトプットと、役員からの講義です。)

改めて、お忙しい中私たちに研修をしてくださった
役員の石田裕子さん・小池英二さん・中田大樹さん・石井洋之さん初め、
この視座が上がる機会を作ってくださった、松本洸介さん・推進ズの野島さん・齋藤さん・運営の皆さん、ありがとうございました!


02.学びの整理

各役員からのFBK/講義を踏まえ、自分の中でのリーダーとしての学びを、
以下大きく3つの要素で整理できればと思います。
(箇条書きになってしまいますが)

【全4回の研修を経ての、アウトプットまとめです】

【①成果を出し続ける為の、ビジョン設定/逆算/実行力】

-a:ビジョン(意志)の設定 (※ここは高さの設定も肝)
・まず、リーダーの1歩目の仕事は登る山を決めること。
 └ビジョンはブレないための軸になり、成長確度が変わるので重要。
 └そして成果規模を大きくしていくフェーズでも、
  人とお金(サポーター)を集める為に重要となるのだ。
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■設定時のPOINT
✔️誰が聞いてもワクワクする言葉にすること(自分も含め)。
✔️誰が聞いてもインパクトがあること。
✔️本気で自分がやりたいかどうか。
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確かにリーダーの軸がブレブレだと、現場は何についていけばいいの?となる。自分が信念を持ち、それを周りにも自分事化して貰えるようにする・共通言語としてコミュニケーションを取って巻き込んでいく。そして誰よりもそのビジョンを本気で志す背中こそが、応援者を増やす(成果規模を大きくする)事だと思いました。

-b:適切な集中と選択
・時間軸と業績インパクトを考え、"戦略思考"をすること。
 └ただ最初の仮説通りいく確率は99%ないので、
  チューニングする中で成果を出し続ける必要も有り。
 └その解像度を上げる為に、責任者自らが現場に降りてまず試すこと。
・常にセカンドプランを持つ。
 └最高のシナリオと最悪のシナリオを考える癖を付ける。
 └達成に導けるレバーをもう一つ用意しておく
  (※基本的には絶対にセカンドプランになる)
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スキル面もありますが、どんな状況でもブレない目標に向かって、妥協せず達成の為に誰よりも向き合い、"誰よりもやる”。それほどの覚悟・スキルが必要なポジションだなと痛感しました。

-c:普通じゃない方法論を追求し続ける
・本当にそれが1番正しいか?を常に考える。
 └上司が言っているのは過去の経験ベースなので、基本過去の話で。
 └より良い方法を常に見出してイノベーションに繋げていくことが必要。
 └そもそも、抜擢において“普通”は要求されていないのだ。
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"言われたことをやる"は誰でもできる普通の事なので、個人の柔軟な発想や創造性、芸術性は失ってはいけない。し、その失わない環境を現場に作る事も、必然的にマスト。という気づきと戒めです。


【②成果の最大値を決めるマインド・スタンス】

-a:自分の振る舞い・行動のコントロール力
・何があっても後ろを向かない!一喜一憂する時間は勿体ない。
 └太陽的存在であるべく、需要に合わせて「演じる」事も重要。

-b:マーケットに対する当事者意識と意志の強さ
・責任を持って、どこまで拘ってやれるか。
 └意思が強ければ行動が変わり、習慣が変わり、何にでも成れる。
 └キツい時こそ憂鬱を楽しんで、事業を伸ばす楽しさを経験するべき。

-c:「大胆さ」と「緻密な計算」の幅を日々広げていく
・その上で自分に無いものを持っている人と仲良くなっていくことは大切
 └強みは伸ばす/弱みは頼り、事業の成功率を1%でもあげた方がいい。
 └お願いするうちに自分でもできるようになってきて、成長する。
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特にa,bは先輩方から日々感じ、大尊敬している部分です。先輩達と話すと感じる圧倒的な視座の高さと、伝染するポジティブマインド。不安事や懸念点が先行してしまうことが多いですが、「fake it till you make it」で一定リスクは加味しつつ、理想を行動にまず移し"続け"たいです。どちらもまだ自分に足りていない・やり切れていない部分であり、今後も意識します。


【③強い組織作り】

-a:鮮度の高いコミュニケーション
・違和感は絶対放置しない!が鉄則。
・メンバーの価値観を揃えていく。
 └関係の質が高まれば思考の質が高まり、結果の質も高まる(循環)。
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組織の体制変更を何度も経験してきましたが、「違和感を絶対放置しない」は特に現場にも必要で、それを放置させず・全員で改善PDCAを回し成果に繋げていく。そのために意図的にコミュニケーションを創出することも、改めて重要だと思いました。

-b:未来を捉える/ワクワクを現場に伝えられる力
・メンバーは達成のシナリオ・物語が聞きたいので、
 リーダーの見てる世界を出来るだけ写真などで言語化する。
 └戦略もコンセプトも、面白くないと伝わらない。
・「やり方」ではなく「あり方」のコミュニケーション
※CAが創業当初26年後のビジョンを既に作っていたように、鳥の目を持つ。
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「これをやってね」というコミュニケーションだと足りなくて、「戦略の経緯と背景」「目標とその理由」この共有が有るのと無いのとでは、現場の自分事化の質が全く異なると思っています。個人に依存する部分も多いですが、ある程度やる気スイッチを押すのもリーダーの仕事。

-c:どれだけその人の人生に責任を持てるか
・人の成長を諦めない
 └いいところ/強みをどう成果に繋げるか→強いロイヤルティに変わる
 └メンバーの象徴的な仕事(シンボル)を作ってあげる。
 └成果出てない=成長してない=その子の人生うまくいってなくない?
・モチベーションスイッチ
 └個人目標と会社目標を繋げ、育成ではなく覚醒させること。
(経営陣のビジョン・戦略を、いかにみんながやりたいと思い、現場に落とすか!というのがミソ)
・部下を照らさない上司はダサい。広報責任者であること。
 └メンバーのどんなに小さな成果でも、発信できるのはリーダーだけ。-----------
これはトレーナーなどをやらせてもらう中でも、まだまだ学ばせて貰っている最中です。教えられる定性的な部分はまだまだ未熟ですが、今の私の唯一強みとしては、その子が使ってくれる時間をせっかくなら最大化してあげたいと、丁寧に向き合える責任感だと思っています。今後もそこはブラさず、育成においてその子を引き上げられる実力をもっと付けていきたいです。


03.まとめ

今回の研修全体を通して、これまでCAの様々な局面に携わってきた役員皆さんのマインド・視座に触れ、どんなに大きな成果を出しても満足せず、勝っても次の目標に向かっていくサイバーエージェントの強さの理由を肌で感じました。
今まで自分は「いいチームを作る」と組織目線なことが多く、「成果を出すためのいいチーム作り」であることを改めて教えていただきました。今後は”成果”を主語に、更にこと・ひとに向き合えるよう頑張りたいです。

日々色々な物を見て色々な事を聞きますが、「成長を感じられる刺激」が私にとっての「幸せ」を作る一つの要素であり、そして何よりまだ正解を作っている最中で、満足できるところに来れていません。なので今後も、目の前にあること・求められていることを全力でやり切りたいと思っています。

特に上記でまとめた学びはすぐ反映できるものも多いので、しっかり足元で反映させ、質高く成果・組織(人)に向き合い、最後までやり切る覚悟で精進します!

【研修時、アウトプット資料の1枚目にさせていただいていた画像】

先輩方からすると、当たり前の羅列かもしれませんが、
今後この学びを自分の礎として、マインドセットしていけたらと思います。

04. おわりに

自分自身、こんなに組織・リーダーについて構造的に考えるのは初めてで、この機会にとても感謝しています。改めてですが、役員・運営の皆様ありがとうございました。
そして、他部署含む先輩/同期/後輩・関係者の皆様・いつも未熟な私を支えてくださりありがとうございます。公私共にまだまだな所が多いかと思いますが、今後も奢らずへこたれず、より一層ポジティブに精進していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!
拙い文章ですが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

2022.11.15 牧野 百花(MOCA)

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