🇯🇵もちぇとーく🇫🇷第1回：TVCM美術部ザキちゃん

今回は五月雨の自己紹介を含めて、映画やテレビやCM含めた全体的な美術部のお話でしたね。

文字として整理しておくと、

五月雨：東京でフリーランスで映画メイン

ザキちゃん：大阪で会社員としてTVCMメイン

という大きな違いがあるという前提があって、お互いの違いと共通点を認識しつつこれからの美術（？）の話をしているって感じですね。

美術部とは

私が今回ザキちゃんの話で驚いたことは、テレビだと装飾部さん含めてトータルで美術部と呼ぶようですね。しかも映画でいう装飾部さんのことをテレビでは小道具さんと呼ぶという違い。面白いですね私的には。映画で小道具というと、あえて手作りで用意しないといけない物（刀やバズーカ等）を用意する人のイメージがあったんです。

そもそも全く美術部が何かって話をしたときに、美術部は映画の中での建築家・装飾部がインテリアコーディネーター・大道具が大工さん的なことだと説明の仕方をしているんです。

でもこれは、あくまでも映画美術部の中での棲み分けなので、現場にいても他の部署の人の人たちからもごっちゃにされて間違われたりもします。なので、違いが分からなくても私たちからしたら「そういうもんですよね」って感じではありますね。

美術部の中での肩書き

まず前提として美術部の一番上の人、いわばボスは美術デザイナー（美術監督）なんですよね。そのほかに美術プロデューサーや美術進行、そして美術助手という細分化がされているんですよ。

プロデューサーがいわばお金の管理、そして進行さんが仕事の振り分けやスケジュールを管理してくれています。進行さんは外部との窓口的な物なので、外から来た情報をまとめて、どうやって・いつ頃・誰が作るのか、ということを美術部内でまとめてくれるというとても力になってくれる方ですね。

しかし、テレビ局系の映画、或いは準備期間が半年以上の作品、などにしか役割としていない印象が強いんですよね私は。

なので通常の映画の場合の美術部は美術デザイナーと助手くらいしかいません。たまに外部に進行さんがついてたりしますが、常にいる存在ではありませんね。

TVCM美術部:ザキちゃん by 🇯🇵もちぇとーく🇫🇷 • A podcast on Anchor

私を含め、今映画の美術部として参加している方のほとんどは美術部の将来を一度でも考えたことがあると思うのです。

美術部はセットがあるから必要とされる部署だと思うのです。なので、セットが必要なければ装飾部さんだけで映画が成立してしまったりするのです。そういう未来を感じつつ美術部を続けている人もいるのかなぁとうっすら思っていたりします。

Podcastの中でも話していますが、最近ではYouTuber相手の仕事が案外穴場なのではないのかっていう時代の変化を感じていたりはしますね。

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