フランスからコロナの現状報告(3/30)
はい。昨日は日曜日。世の中、とくのフランスはお休みだったので(ずーっと監禁生活中なのに日曜日はちゃんと日曜日)昨日は更新していません。ニュースもほとんどやっていなくて永遠に同じ映像が流れる謎の箱を見続けるという1日でした。
というわけで今日の報告。フランスの果物と野菜は新鮮で本当に美味しいです。ビタミン大事だと思い、日本にいる時よりも果物を食べています。美味しい。好きです。
そしてお野菜も、ブロッコリーや人参や玉ねぎを鍋に入れてオリーブオイルと塩だけふって火にかける。少しだけ水を入れてもいいのかもしれない。
これ、めちゃくちゃ美味しい。なんの味付けもしていないのに本当に美味しい。これにはまって最近は野菜と果物しか食べていない。肌の調子がとてもいいです。笑
さて、フランスは今5056人の人数が集中治療室で治療を受けていて424人が1日で亡くなっています。
どうやら今のイタリアでは緩やかに感染者の減少が見られるようで、イースター(4/12)までは監禁生活を続ける予定だそうです。なんだか本当に早く治るといいなと思いますね。
そして46カ国に旅行や滞在していた12,000人のフランス人が国内に戻ってきたようです。日本でもペルーでしたっけ?取り残されていた日本人が台湾の助けを借りて日本に戻ることができたというニュースがありましたね。
そして、6人目のコロナの治療に当たっていた医師の死が報告されたようです。どんなに厳重に防護服をきていてもコロナになってしまうときはなってしまうのだと。そして極限状態で家に帰れず仕事をしていて免疫も落ちてくるとコロナにも勝てないと心苦しい報告があったようですね。
ただ、今週末には集中治療室に運ばれたち亡くなってしまう人の数は減少してくるだろう保険局長は発表しています。今までに44,550件の汚染が確認されており、日曜日より4,376件多いです。しかし、3月1日以降7,924人が退院してもいます。
昨日はどうしようもなく日本食が食べたいと思い、Ubereatsで日本食を注文したんです。これだけ。これだけしか注文していないにも関わらず17€(2000円程)でした。高い…
これ日本だと下手したら500円ほどで食べれるんじゃないかと思いますよね。もちろん、味は日本に近いんですが、日本の方が美味しいです。
なんだか負けた気がします。イタリアンやハンバーガーとかはどうしようもない量でめちゃくちゃ安いのにな…
私は今南フランスのニースという町の近くにいるんですが、ニースは比較的日本人が多く日本食レストランや日本食スーパーが結構あるそうです。
悲しいことに、行く前にロックダウンに巻き込まれたので行ったことはありません。ここを帰るまでに行けるかどうかもまるでわかりません。
日本では志村けんさんが亡くなられたり、小池都知事が会見を開いて夜間の外出の自粛を要請していましたね。要請って。
もはやそう言っていい時期ではないような気もするんですけどね。
志村さんが亡くなられたことで、コロナに対する危機感ももう少し募ればいいなと思ったりはします。しかし正直、フランスにいて、日本を見ていて、もう疲れてきている自分もいます。
海外に住んでいる日本人が、口を酸っぱくして日本に対して警鐘を鳴らしているこの現状。どこまで届いているのか分からないが、どんどん悪化していってかつて見たイタリアやフランスのようになってきています。
ほんの3週間前はイタリアの首相とてコロナはアジア人のなる病気だと思っていたことでしょう。その油断が今です。
言えばいうほど、何と比較して日本が緩んでるというんだ!や、海外にいるからと偉そうに!、海外と日本ではそもそもいろんなことが違うのだから比べることが違う!と鼻で笑われる。
肌で感じたからこそ伝えている悲しみが、まるで伝わらない。
疲れました。
もっと楽しいことを私だって話したい。もっと綺麗な写真を友達に送ったりしたい。病院の医師たちの悲鳴や、人のいない寂しい街並みを送りたいわけじゃない。
でも伝わらないなら、もうどうしようもできません。
いいニュースとしては、コロナが要請だったイギリスのチャールズさんはどうやら快方に向かっているようですね。よかったです。
どうか皆さんもお気をつけて。
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