発達障害とモーツァルト
昔から、ながら作業がとにかく苦手でした。
音楽を聴きながら本を読んだり、
テレビ見ながら勉強したり、などそういうことが苦手でした。
音には特に敏感で、テレビと音楽が別々になっていると頭がごちゃごちゃしてし思考が出来なくなってしまいます。
お客様のご自宅にお伺いすると、たまにテレビをつけたままの商談になることがあります。
そうなってしまうと大変で、テレビの音に引っ張られてしまって今何を話しているのか分からなくなり、言葉が止まってしまったことも何度もありました。
現在はどこまでお伝えするかの程度は別にしても、事情をお伝えしてテレビを切ってもらったり、音量を下げたりしてもらっています。
今になって思うと、発達障害の影響が大きかったように感じます。
特に全集中は出来ません。
そんな僕でも、他の音に比べて集中できると思えるのがモーツァルト。
もちろん何もない状態が一番ですが、なんか寂しいなってときに曲をかけてもそこまで効率が落ちないレベルです。
どうしてモーツァルトがまだ集中しやすいか調べてみると、論文がありました!
モーツァルトの曲を聞くと、なぜ落ち着くのかを研究した論文が!
その論文によると、モーツァルトの曲に含まれる1/fゆらぎが要因かは断定できないとするものの、
1!f ゆ らぎ楽曲を聴取させたところ,LFIHF が有意に減少する(交感神経活動が有意に沈静化する) ことがわかった
とありました。
発達障害と交感神経は関連性が強く、別の論文には、
副交感神経の各指標は健常者に比べて極めて低く
とあります。
「モーツァルトの曲聞くと落ち着く」は万人に当てはまることだと思いますが、交感神経が高くなりがちな発達障害においては、モーツァルトはより効果的ということが言えそうです。
僕の持つADDは心拍数が普通の人よりも高めで、いつもそわそわしているので、落ち着きたいときは特にモーツァルトはいいかもしれません。
現在、発達障害の方向けの保険相談窓口の代表をしております。
ご興味のある方は、のぞいてみてください。
最後になりましたが、この記事を書くきっかけをくださったFJのすぎやまさん、ありがとうございました。
きっかけになった記事はこちらです!
参考にした文献はこちら
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