債券投資の基本②
株式投資よりもリスクの低い債券投資。
債券の種類や利回り、買い方についても整理していきます!
既に、債券投資について詳しい方にも分かりやすく人に説明するための例え方などでお役に立てればと思います。
それではいってみましょう!
そもそも債券とは何か、については「債券投資の基本①」から!
1、国債
国債は、国が発行する債券です。
すごく分かりやすい言い方をすくと「国の借金」です。
この「国の借金」の本質については、今回は深く触れませんが、一般的にテレビなどで言われている「国の借金は悪」という考え方は捨てましょう。MMT(Modern Monetary Theory)では、端的に言うと、ある条件においては、国はいくらでも借金(国債発行)をしてもよいという考え方です。
国が借金をしたお金は、例えば公共事業(道路やダム)に使われてます。
つまり、国の借金は民間に使われることになります。そこで雇用が生まれ、経済が回ります。それって悪でしょうか?という疑問に端を発した考え方になります。
超面白いので、興味のある方は絶対ググってください。
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本題に戻ります。
「個人向け国債」は、個人で投資しやすいように1万円から買えるようにしたものです。
3年満期、5年満期、10年満期の商品があります。
2、地方債
続いて地方債。地方自治体が発行する債券です。
地方債には、
地方自治体が共同で募集する共同債、
地方自治体が個別で発行する個別債、
ある目的のために住民から投資を募る住民参加型債券(例えば、「北陸新幹線建設及び県立学校整備」のための資金を集めた「ふるさといしかわ債」)、
があります。
住民参加型債券は、住んでいる地域にダイレクトに影響があるのでその点では面白みがあります。
3、事業債
最後に事業債(社債)。会社が発行する債券です。
株を買うのとの大きな違いは、
社債は償還時(満期時)に金額が返ってきますが、
株式は自分の投資額を現金化するには、第三者に株を売却するしかない点です。
4、利付債(りつきさい)
利子の受け取り方の種類の1つです。
一般的には半年ごとに利子が受け取れます。
こんなイメージです。
5、割引債
利付債のように、利子を一定で受け取らない代わりに、額面より低い価格で発行され、償還の時に額面の金額になるタイプのものもあります。
これを割引債と言います。
こんなイメージです。
6、外貨建て債券
国や地方自治体、企業などの発行体が外国の通貨で発行する債券です。
利払いも償還金も、その国の通貨で支払われます。
円をその国の通貨に両替して、その国の通貨で債券を購入します。
こんなイメージです。
金利が高い代わりに、
為替の影響を受けることは注意した方が良い点です。
最近でいくと、トルコリラ建て債券は利回りは非常に高かったのですが、為替の影響(通貨が暴落してしまったため)で損をしてしまった方もたくさんいます。
利回りのいい外貨建て債券が一概に良い訳ではありませんので、注意が必要です。
まとめ
債券の主な種類は
・国債
・地方債
・社債
受け取り方によっても
・利付債
・割引債
という種類があり、
・外貨建て債券
という方法もあります。
次回は、債券の肝となる「新発債」「既発債」、利回りの計算について解説していきます。
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