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生命保険の提案の際に大切にしていること~保険商品の選び方編~

シリーズ「生命保険の提案に際に大切にしていること」。

今回は「保険商品の選び方」編。

代理店に移ってから、数多くの保険会社を扱えるようになりました。

たくさん扱えることは、提案の幅が広がっていいことではあります。

だからこそ、

「なぜその商品なのか」を突き詰めて考える必要がある

と思っています。必然性が必要です。

比較推奨は当然なので、最終的に商品を決めつけることはしません。

ただもし、

「岩切さんはどう考えていますか?なぜこの保険をおススメしたんですか?」

と聞かれた際には、なぜその商品がお客様に合うと考えたのか、答えを持っておくようにもしています。

商品への理解と、決定プロセスを自分の中に持っていることが大切です。

今回は、保険商品をどんな基準で比較検討しているか、そもそもどうやって選んでるかを整理していきます。

①保障範囲と保障内容

保障範囲はどこまでなのか、保障される内容はどこまでなのか。

例1)三大疾病の範囲
・心疾患で保障されるのか、急性心筋梗塞でなければ保障されないのか
・がんは上皮内新生物から100%給付金出るのか
・脳卒中に該当しない脳血管疾患(例えば一過性虚血発作(TIA))でも保険金が出るのか

例2)障害等級の範囲
・障害者手帳4級から出るのか、2級からしか出ないのかなど。

例3)介護状態の範囲
・公的介護保険と連動しているのか、保険会社独自の支払い基準があるのか。あるとしたらどのような条件になっているか。

保障の範囲を意向とすり合わせます。

例4)保障の頻度
がん保険の一時金は、治療を継続している場合に何年に一度受け取ることが出来るか、など

例5)保障の期間
例えば60歳なのか、65歳なのか、終身なのか。なぜその期間にしたのか。

例6)保障の種類
がん保険は、一時金型なのか、治療に対する月額なのか、入院・手術が対象なのか。

など、保障内容も吟味していきます。

②価格

同じ保障内容であれば、安いに越したことはありません。

FJ横浜支社の木村さんの
「ジュースを買う時に、自販機で150円で買うか、スーパーで100円で買うかの違いと同じように比較した方がいいですよ」
という例え話が非常にしっくりきます。

ほとんど同じ内容でも保険料が異なることはあるので複数社比較します。

③付帯サービス

健康相談サービスなど。保険会社によって、どのような付帯サービスがついているか異なります。
ここだけで保険を選ぶ、ということはありませんが、参考に把握します。

④返戻率

いくら払って、いくら返ってくるのか。

なぜ、その返戻率、返戻金が必要なのか。
保険でやる理由は何か、を突き詰めて考えます。

保険会社、保険商品によって返戻率が異なるので比較していきます。

⑤受け取り方

例えば、収入保障保険は遺族の7割近くの方が一時金でお受け取りを希望されます。

一時金受け取りは年金受け取りと比べて、受け取りの総額が減ります。
一時金受け取りと年金受け取りの差額が大きい会社と小さい会社があります。

受け取り方も想定してプランをご案内しています。

⑥保険の将来

「変換」などの仕組みを用いて、保険の形を将来変えることができます。
今は無理でも将来的に保険をどうするかまで描きます。


これらの要素を組み合わせて保険を選んでいきます。

今は複数社扱うことにだいぶ慣れてきたので当たり前にやっていますが、こうやって書き出してみると、結構複雑なプロセスを経て提案していました。

扱える商品が多いので、それだけ解決策のバリエーションがあります。

今回は、選び方の要素をざっくりと整理してみましたが、1つ1つを掘り下げていくとそれだけで1記事書けるぐらいのボリュームになります。

次回のシリーズを書く際には、更に詳しく迫ってきます。

これだけの決定プロセスを経た保険を設計してみたい方がいましたら、全国からご相談を受け付けています!

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