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ADHDの診断前のご相談

昨日まで関東に出張していました。

昨日、ADHDの診断前にご連絡頂いた方と面談させてもらったのですが、非常にたくさんの気付きがあったので書いていこうと思います。
※掲載許可頂いています。

その方は学生時代からADHDかもしれないと思っていたそうですが、社会人になってから忘れ物や事務作業やスケジューリングのミスが増え始めたそうです。
改善策をいくつか試してみても、なかなかうまくいかず、もしかしてと思いネットで調べてみるとADHD(とASD)の特徴にかなり合致していたそうでした。

そこで「いい医者を知りませんか?」とお問合せ頂いたことが今回の面談のきっかけでした。

診断を受ける前にご相談頂いて本当に良かった。

ADHDの診断を受けて通院していると、加入できなくなったり、条件が悪くなる保険種類が存在します。

具体的には、就業不能保険です。未だ加入できる保険会社を見つけられていません。
また、診断直後の医療保険も緩和型でないと加入が難しいです。

就業不能保険とは、病気やけがにより長期間働けなくなった時の収入の減少に備えるための保険です。
損害保険にも似た保険で「所得補償保険」があります。

就業不能保険と所得補償保険の大きな違いは、保険期間です。

就業不能保険は、
一度就業不能状態になると保険期間が終わるまで(保険期間が65歳なら65歳まで)毎月給付金を受けることができるのに対し、

所得補償保険は、
就業不能の状態から回復すると給付金の受け取りが終了します。
また所得補償保険はその多くが、補償期間は最大で2年間です。

所得補償保険は診断後に通院していても加入できるケースがありますが、
就業不能保険は診断後に通院していると加入がかなり困難です。
(まだ加入出来たケースに出会えていませんが、ご年齢や症状によっては加入できることがあるかもしれません)

こういった経緯もあり「病院に行き診断を受ける前で本当に良かったです」とお客様にもお伝えさせてもらった次第でした。

そのお客様が仕事に取り組む姿勢にも勉強させてもらいました。
どうやって自分の得意な部分を伸ばしていくか、
苦手な部分(主に事務作業)を解決していくか
を真剣に考えていらっしゃいました。

診断後に「どう凸の部分を伸ばしていこう」と考える方は多いと思いますが、それ以前に自己分析をされている点に非常に刺激をもらいました。

また、
「若いから保険は後でいい、と思わなかったんですか?」
と質問したところ、
「たぶん自分は病院に行くと発達障害の診断が下ると思います。生き辛さはありますが、他の人がそのうち考えるであろうことを先に真剣に考えらる機会がこの年で与えられてラッキーです」
と返ってきました。

超ポジティブな答えに、保険募集人として「そんな考え方もあるのか」と改めて感動した次第でした。

いつかは考えるであろうことを、いつ考えるかを自分の中で決める時に、ポジティブな姿勢で挑めることは素晴らしいと感じました。

色んなタイミングでご相談を頂きますが、お客様がそのタイミングをポジティブに捉えられるよう、サポートしていきます!

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