「保険のランキング」の見方
今日事務所に行くと、こんな雑誌が置いてありました。
「保険 コロナ時代の最強見直し術 必読11大ランキング」
保険を扱う身として、手に取らない訳には行きません。
業界の動向もランキングも気になります。
普段自分がご案内している保険はどうか覗いてみました。
「納得!」な商品が上位に来ているランキングもあれば、
「これがこれより上なの?」と思うようなランキングもありました。
こういう雑誌の保険ランキングを見るときの2つの注意点を今日は解説していきます。
1、どんなランキング?
1つ目は保険の何のランキングになっているか、ということ。
今回のランキングは、
単純な保険料比較ではなく「FPが厳選した」ランキングでした。
ということは、厳選したFPの価値観が反映されていることになります。
FPによって価値観は異なります。
保険料が安い方がいい方もいれば、保障が手厚い方が良い方もいます。
入院も一時金が大きいといいと思う人がいれば、手術を重視する方もいます。
毎週土曜日19時にやっている「ジョブチューン」という番組で、
チェーン店の料理を一流プロが「合否判定」する企画があります。
同じ料理でもプロによって合否が異なります。
場合によっては、同じ箇所の捉え方が肯定的で「合格」だったり、否定的で「不合格」だったりします。
何が言いたいかというと、プロによっても価値観が異なるということ。
FPも同じです。
プロはプロでも、バラバラの価値観の人たちが選んだランキングである、ということを念頭において読まないと、ランキングを見誤ってしまいます。
選定するプロが違えば、ランキングは異なるはずです。
それだけ保険は奥深いのです。
2、現時点のランキングであること
代理店に移ってからわかったのですが、隔月の頻度でどこかしらの会社で新商品が出たり、改訂が入ったりします。
ですので、仮に同じFPを集めて半年後にランキングを取ったら、きっと現在のランキングと変わっているはずです。
あくまでも現時点のランキングであることを念頭に置いて読むのがいいと思います。
保険はそれだけ進化し続けているので常に新しいものにしておくことは先日「査定のリアル」でも書きましたが、非常に重要だと思います。
まとめ
ランキングがあてにならないという訳ではありません。
僕もいつも楽しく読んでいます!
更に選定しているFPさんも、名前も出しているので本気で選んでいるはずです。
ただ、ランキングを盲信するのはNGです。
自分に合ったものを選ぶことが大切です。
見方を知った上で楽しむことがおススメです!
興味のある方は、手に取ってみてください。半年後のランキングと違っているはずので、そのあたりを比較してみても面白いですよ!
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