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生命保険の提案の際に大切にしていること~理屈と現実と感情編~

シリーズ「生命保険の提案に際に大切にしていること」。

今回は「理屈と現実と感情」編。

保険研究会地方版イベントで県民共済についての研究結果の発表を担当しています。

県民共済のHPにこんな文章を発見しました。

不測の事態に対応できるだけの貯蓄が積み上がれば、保障はもう、いらなくなります。
保障とは、貯蓄が積みあがるまでのいわば「つなぎ手段」。ですから、ずっと保障が続く必要はありません。

間違ってはいないものの、違和感を感じました。

その理由は、僕が生命保険を提案する際に大切にしていることが入っていないからでした。

今回は、生命保険の提案の際に大切にしている3つのことを掘り下げていきます。

1つ目が理屈。**

なぜその保険なのか。
プロとしての腕の見せ所。
社会保障の知識、その他の手段との比較検討。保険商品に対する知識。最適な提案を導くために、ロジックを構築します。

2つ目は現実的かどうか。

本当にそのプランが実行可能なのか。
理屈的に正しくても、現実的にご家庭の事情に合わなければ、その保険は適切とは言えません。
もし保険にご加入頂いても、無理があるプランだと家計のバランスを崩してしまって本末転倒です。

3つ目は感情面。

「お金があれば医療保険はいりません」という考えもあります。実際に、僕も以前はそう考えていました。
経済合理性でいくと間違っていません。
ただ、本当に入院した時に不安にならないか。リアルに考えたときに「それでも絶対大丈夫」と言えるかどうか。
保険の機能の1つに「精神的な安定」もあると思っているので、感情面も大事にして提案しています。


上記の文章は、
「保険料を節約して、浮いたお金で貯蓄して、それで不測の事態に備えればいい。」
という理屈は間違ってはないと思います。

しかし、現実的な面は考慮されていないように感じました。
例えば、職業の問題や健康の問題で資産形成が上手くいかなかった場合どうするのか。資産運用がうまくいかなかったらどうするのか。
実務に携わると、計画的な資産形成・運用の難しさが分かります。

また、感情面も置いてけぼりです。
形成した資産を保障として使うとしても、
毎月お金が減り続けていく預金通帳をどんな気持ちで見ることになるのでしょう。
そこまで想像した上での提案かどうかは非常に大切です。

あらゆるケースを考えて生命保険を提案しています。

理屈、現実的であること、感情面、どれも大切です。**

三拍子欠けることなく、ベストな保険を設計していきます!

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