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この週末の話。

こんばんは、モモトモヨと申します。

今日の投稿は心の整理のために言葉にしたかったから書くけれど、なんか違うな、と感じたら非公開にするかもしれません。
ある舞台の公演中止が発端となって心に浮かんだ事を綴りますが、中止になった公演そのものや劇団には全く関係のない、いち個人の気持ちの話ですので、SNSなどで見かけて何かの見解などを求めていらした方はここでお戻りくださいませ。

ここ半年くらいのわたしを個人的に知らない方には、イマイチよくわからない話かと思います。

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今週末、関わっていた舞台公演が中止になりました。

兵庫県伊丹市のアイホールで行われる
虚空旅団「春はやて」という作品。
私は、基本的には宣伝美術として、宣伝用ビジュアルや、公演用サイトの作成をしていましたが、演劇人としての経験値を上げたいと思い、代表の高橋さんにお願いして現場お手伝いもしておりました。

今回の公演中止については、とても残念でくやしいですが、出演者のみなさんや劇団代表の高橋さんが一番苦しい思いをされているはずですので、ほぼ部外者に近い私には、とてもとても残念で悲しい、以上に語れることはありません。
ただ、素敵な俳優さんたちの素敵なシーンや、心につん、と刺さる台詞の数々は、お客様に届いて欲しかったと切に願う次第です。
この殺伐とした時代に、ふわっと広がる青空のようなお芝居だったと思います。

中止の原因は時節柄よろしく例の新型ウィルスなのですが、直接劇場や稽古場に出入りしていた人が陽性だった訳ではありません。
劇団が発表しているとおり、関係者が「濃厚接触者と接触の可能性があった」ということです。誰も悪くない。。
(公演サイト https://kokuryodan.jimdosite.com/)

自身が出演していた公演とダブった

今公演に関しては、前述した通り一番つらいのは何ヶ月も準備してきた劇団や、出演者の方々です。

ただ、中止になった経緯が、3月に自身が出演予定だった舞台と似ていて、報せを聞いた瞬間心がかき乱されたし、もうある程度消化できたと思って居た気持ちがぶわわーーっと甦ってきて苦しかったし、今もモヤモヤとしている。

あの時も今回も、小屋入り後の初日前日の深夜に報せがきたし、直接の関係者じゃ無い方の濃厚接触疑惑だった。

3月はまだ、中止公演が増え始めたくらいの頃だったけれど。
7〜8月と少しずつ小劇場も公演が再開され始めて、少し落ち着いてきたかなという矢先だったので、今更、またか、と。なんでなんや、と。

みんな悔しいし、誰も悪く無いのは痛いほど知っている。
ただやるせない。心の底からくやしい。

リスクがない事なんてない

じゃあいつになったら安心してできるねん、と思いを巡らせるのですが、
思い返せば1年前、まだ感染症なんて何にも言われてなかった去年の10月も出演予定だったイベントが台風で流れてしまいました。交通機関も計画運休となり、どうしようもありませんでした。
この時も意味わかんないくらい悔しかった。

私の短い演劇人生で何回中止に遭うんや、、と思いますが。
(今年日の目を見なかった出演舞台もあと2本あります……)

絶対、確実に、上演できる保証なんていつでも無いんですよね。

台風も来るし、日本なので地震も起きるかもしれない。
関係者が大モメして破綻したり(最悪やけど)、インフルエンザにかかって出られないこともあるかもしれない。

あらゆる事態を想定してガイドラインを作って準備したり、対策をしたりはできても、最終的に何が起きるかなんて誰にもわからない。
できる対策は最大限して、色々な条件(今なら客席数とか配信の検討とか)を見直して、あとは覚悟を決めるしかないよね、、と思う。
それはBeforeコロナも、with・afterコロナも変わらない。
方法や基準が変わっただけで。

なんて偉そうに書いてみるけど、私は実際に公演を主催した経験はない。数年前から「いずれやりたい」と心のうちに思いながらいろいろと経験を積もうとしている最中でした。

何かできることをやらないと死んじゃう(心が)

今年、こうやって色々な舞台が中止になって、オーディションなんかの情報もなくなって、オンラインではなく実践で学びたくてもワークショップも少なくて。
ちょっと腐りつつ、それでもちょっとでも何かプラスにしようと、以前、諸先輩方との飲みの場などでよく話題に上がっていた映画などを、先輩方の知識に少しでも追いつくべく、見まくっていました。まだまだ時間が足りない。

でも、今回の事を受けて、なんかもうちょっと実践的なことがしたいなと思った。小さな会場で、小さな規模でいい。何か現実の場で表現したいなと思い始めた。

戯曲講座を卒業してからふんわりプロット考えてはやめてをしていたけれど、戯曲、書いてみるかな。

社畜人生を10年近くやって死にかけて、演劇に出会ってやっと生きているから、何かやってないとしんどすぎる。
少し心を休めたら何かやろう。まだ何かわからんけど。

さいごに

つらつらと個人的な思いを書き連ねましたが、
さいごに、今公演に関わらせてくださった虚空旅団さま、わけのわからん存在の私をあたたかく迎えてくださったキャストのみなさま、本当にありがとうございました。

稽古でのハイレベルな試行錯誤や、不測の事態にも毅然と前向きに立ち向かおうとされている姿がとても印象に残り、色々な気づきとなりました。
絶対に糧にして今後に繋げます。
そしてまた、リベンジ公演の際は精一杯できる事をしたい、力になりたいと思います。

動揺は大きめだけど、私はめげてません。絶対に前に進みます。

皆々様が、健康で幸福でありますように。
また元気に笑顔でお会いできますように。

ほんとうに、心からその事を願っています。

ありがとうございます!