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ブックカバーの買い方 ~百瀬七海の場合~

私がKojiさんのお店「心象風景」で、ブックカバーを初めて注文したのは、9月のこと。
その少し前に、このnoteの街で、Kojiさんのブックカバーのことを知って、欲しいと思ったけれど、私には毎日持ち歩きたくなるような一冊というものに、出会えていなかった。

そんな一冊に出会うことができたら、必ずKojiさんのブックカバーをお迎えしたい。
その想いを抱えていたころ、Kojiさんの名付け親企画が始まった。

夢のような企画だった。
Kojiさんの描く世界に魅せられていた私には、毎日執筆のことを考えている時間が、すごく楽しかった。

この企画に参加することで、Kojiさんと交流することができ、ますますブックカバーが欲しくなった。でも相変わらず、一冊には出会えず。
そんな中、Kojiさんがオーダーメイドのブックカバーの制作を始めてくれたのだ。

そして私は、大切な二冊の本を包むブックカバーをオーダーした。

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この本のサイズはほとんど変わらないけれど、若干幅が違う。
Kojiさんは、そのことを考慮して、ゴム製のバンドの位置を使いやすく制作してくれたのだ。

月がふくらむ(写真右)には、「幸せに咲く人生を」、ことばの海(写真左)には、「素敵な片想い」を。
私の大切な二冊に、Kojiさんが考えてくれたこの組み合わせ。最高だ。

今日、幸野つみさんが、Kojiさんのブックカバーについてのnoteを書かれていたのを見て、再度私もこの熱を伝えたくなったのだ。

それは、Kojiさんにだけじゃなく、言葉を大切にする人たち、すべてに対して。

もちろんオーダーメイドのブックカバーであっても、紛れもなくKojiさんが描いたイラストが使われていますし、間違いなくKojiさんが手作りした「心象風景」の商品です。
しかし、今回は、僕の意思がまったく混入していない、裏地の色もしおりの色もKojiさんのセンスで決められたブックカバーを買いたいと考えました。

(幸野つみさんのnoteより引用)

つみさんのnoteを読んで、私も納得の部分が大きかったのは事実です。

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私が購入した三つ目のブックカバー。
こちらは、まだ持ち歩きたい一冊には出会えていないけれど、日々を楽しむために、読書のお供にと考えて購入した、文庫サイズのブックカバーになります。

文庫サイズのブックカバーは、わざわざオーダーメイドにしなくても、素敵なものたちがいくつもあります。
オーダーメイドとなれば、やはり割高になる。
前回のように、特殊な形ならオーダーメイドしかないけれど、私が文庫サイズでもわざわざオーダーメイドにしたのは、このイラストが気に入ったから、それだけではありません。

オーダーメイドは、世界にたったひとつだから。

Kojiさんは、オーダーメイドでブックカバーを作ってくださる際に、イラストのどの部分を使うか、いくつかのパターンを提案してくれます。
その中から、選ぶのは自分自身ですが、私は裏地やしおりはKojiさんにお任せしています。
それは、色の風合いなど、Kojiさんが一番よくわかっていて、それに最良のものを合わせてくれる。そして、きっと受け取る人のことをイメージして、選んでくれる。

そう、私がオーダーメイドでブックカバーを作る理由。それは、たとえ私と全く同じイラスト、裏地、しおりを選んだ人が世の中にいたとしても、Kojiさんがそれを私への想いを込めて作ってくださってるから。
世界にたったひとつしかないのです。
それが私の、オーダーメイドでブックカバーを買う理由。

もちろん、オーダーメイドじゃなかったとしても、Kojiさんのブックカバーには熱い夢と優しい想いがぎゅっとつまってます。

もうね、Kojiさんは、本当ズルイんです。
ギャラリーは、素敵な世界で溢れているから。

迷いに迷って、これにしよう!と決めた瞬間に、また心揺さぶるイラストを公開するんです。そして私を悩ませる。

今この文庫サイズのブックカバーは、来年の手帳を包んでいます。
まだ、あまり予定を書き入れることのない来年の手帳。だけど、大切に持ち歩くことで、日々を大切に過ごせている気がします。

そして、今の最大の楽しみと悩みは、次はどのイラストでブックカバーを作ってもらうかってこと。

最初のふたつをオーダーした後に、素敵なイラストに「朝」に出会った私は、身悶えました。あと少し遅かったら、ブックカバーとしてお迎えしたかったって、ちょっとだけ思いました。
そして、それは今、ブックカバーの代わりに、ブランケットとして私を包んでくれています。

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そして、このブランケットを頼んですぐ公開されたのが、三つ目のブックカバーで選んだイラスト。
ここで私は、再び身悶えました。

当時、このイラストに関しては、あくまでも名付け親企画のものだったような気がするのですが、Kojiさんはこのイラストでのブックカバー制作を快く引き受けてくださいました。

そして再び再び、三度目となる身悶えるイラストの公開!

Kojiさんと幸野つみさんとのコラボ企画、石狩あいロードで公開された、このルナのイラストなのです。

このルナのイラストは、12月限定で、マウスパッドとして販売されるとのこと。
パソコンないのが、めっちゃ悔やまれます。

きっとKojiさんは、これからも何度でも私を身悶えさせてくれると思います。

でもこれもきっと出逢いなんです。
この4つの宝物たち。
「朝」のブランケットも、もう少し早く出逢えていればブックカバーでお迎えしていたかもしれない。でも、ブランケットでよかったって思うんです。
それは、三つ目の文庫サイズのブックカバーで選んだイラストも同じ。
もう少し早く出逢えていたら、きっとブランケットとしてお迎えしていたかもしれないけれど、手帳を包んで、ブランケットではなく手帳カバーとして私の手元にくるべきものだったんだって、手にしてとても納得しました。

気に入ったイラストで、ブックカバーも手帳カバーもスマホケースもブランケットも統一するのもKojiさんへの愛。

つみさんのように、自分の意思が混入していない、Kojiさんのセンスの中から選ぶのも、Kojiさんへの愛。

私のように、その時々の出逢いを大切にし、時に悶えながら悩んで選ぶのも、Kojiさんへの愛。

あなたの大切なものを、守ってみませんか?





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