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空気を読みすぎない(週報)

明るい気持ちで週末を過ごせていて嬉しいなあと思う1週間でした。特に予定のないのんびりした週末☕

なんとなく低空飛行だった週始め

今週もがっつりPM体験入部をしました。難しい議論が多かった、うん。PMの仕事は「何を作るかを考える」「機能を作る」ことだから、課題発見、情報収集、仮説検証などの繰り返し。加えて、簡単には答えのでない難易度高い議論も多い。この機能を作ったらこっちの人は便利になるけど、こっちの人は問題にならないか?というような、メリットデメリット、リスクを常に想定しないといけない。

そういう難易度高い課題について、今週PMとエンジニアが長時間議論することがありました。
最初はそういう話し合いの場に参加しているだけで新鮮でドキドキしたものだったけど、1か月たって参加すること自体には慣れてきています。

技術的な難しい話はよくわからないけれど、私も開発チームにいるので、開発の流れは深く理解しているし、kintoneの機能の話や仕様検討などはある程度内容がわかる。つまり「何が話し合われているかは大体わかる」状態なので、逆に素朴な質問は特別浮かばない。かといって議論で気の利いた発言ができるほど深く理解できているわけでも自分の思考が追い付いているわけでもない。

そして、直近の開発のためにPMが早めにいろいろ検討したほうがいいな、というようなチーム事情も、同じ開発チームにいるからこそすごくわかってしまう。○月版の開発間に合うだろうか、大丈夫だろうか?なんていう心配もしてしまう。勝手に。だから「邪魔をしないようにしよう」と「配慮」してしまう。配慮をしてしまうから、Zoomはずっとミュートのまま。

そういう状態で3時間くらい議論が繰り広げられると、ああ、つらいなあと思っちゃったんですよね。誰に強制されているわけでもなく、参加したくて参加しているのに、その強制感のないことが逆につらい。
この場にいるより、本業であるヘルプを1ページでも書いたほうがいいんじゃないか、ヘルプのレビューに時間を使ったほうがいいんじゃないか。そんな風に感じてしまって、集中力が落ちて議論を耳に入れながら通知を確認し始めたりして、3時間を超えたあたりでもうこのままここにいても身に入らないなとZoomを退出し、自分の業務に戻ったのでした。月曜、火曜がそんな状態でした。

日報に気持ちを書く

1日の終わりにゆっくり書く日報の中で、上記のもやもやを言葉にしてみました。
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PM体験入部の集中力がなくなっている気がして、若干悩み中です。
議論に基本参加できるわけではないので、ずっとここに参加していていいのかな・・と迷うときも。
返信系の時間や、何かの調査系はそうは思わなくて、難しい議論で中に入れないときにそう思うので自分の気持ちの問題だと思います(弱い・・)。
たぶんその辺の気持ち的な面-そういう場でどうふるまうかーも、体験入部の課題なのかなと感じています。
開発チームにいることで融通がきくことも多い反面、PMもだいぶ厳しいな💦とか、あまり率直に質問できなくて、へんな遠慮も自分の中にあるなとか思っています><
なお、自分が参加している時間での○○の議論や課題自体は理解できています。
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翌日から変わった

日報に対して誰かから何か意見があったわけではないのですが、まず書いたことで自分自身はある程度気持ちが消化できたな、というのがありました。

次に、翌日朝一に初めて参加した打ち合わせがとても楽しくてテンションあがったのも功を奏しました。体験入部で今まで参加しないような打ち合わせも参加するようになり、そこでの人のふるまいから気づくことも多いなあと感じています。

体験入部にしっかり参加したいと思うからこそ、自分の姿勢も変えてみようと思いました。何を変えたかというと、Zoomを「基本ミュート」から「基本ミュートしない」に変更したこと。ただそれだけ。

へえって反応することや、笑うこと、うんうんという頷きなど、マイクに乗ってもいいやと思うことにしました。そうすると、前は質問することを躊躇していたような内容について「○○ではどうなんですか?」と少し発言しやすくなったことに気づきました。黙って議論を聞いている中でも、ちょっとした冗談に対して思わず笑ってしまったときは、「大石さんがなんか苦笑した。」と少し和む空気になったり。
3回繰り返し疑問に思ったら1回は質問してみる、ということもちょっと意識してみました。

PMの雰囲気も少し変わったように感じたので、もしかして日報読んでくれたのかな?とちょっと感じたり。

PMとエンジニアの話し合いの場は、「見学させてくださーい」と軽く挨拶をするようにしてみました。そこで「はいどうぞ」とまず多少コミュニケーションが生まれるのと、「大石さん、なんか参考情報ありますか」とPGさんが声をかけてくれたりして、そうすると気持ちもほぐれて主体的にその場に参加できるなと思ったのでした。

水曜からずっとそのマインドで体験入部に参加するようになり、体験入部を開始した当初のようなわくわく感で参加できています。きっとまたへこむこともあるだろうけど、トライ&エラーでいろいろ試していきたいです!

よいたとえ話を聞いた

PM体験入部中とは言っても、もともと同じチームで、ライターとPMでやり取りをすることは多く、体験入部の合間に私の本来の業務であるドキュメント関連の相談や話し合いをすることもちょこちょこあります。今週も水曜にそんな時間がありました。

元々私が作っていた資料を最近PM主導で作るようになり、「短時間で高品質のものが作れるな」とPMが言ったことについて、「そう言われると、残念な気持ちになってしまう」とぽろっと言葉に出てしまいました。そのタスクの件については、じっくり話し合いもして納得しているものの、自分が品質高いものをさくっと作れれば問題なかったわけで、力が及ばなかったなあと思ったんですよね。

「この資料を品質よく作れたら、バックログ書けますよ」と返ってきたのが印象的でした。それくらい難しいです、とのこと。「資料を外向けに仕上げていくのは引き続きお願いしたいから、仕事を取ったわけではなく、役割分担だと考えてほしい。」と続けて話があり、その役割分担について「大石さんは、全部やろうとする」と穏やかに指摘してくれたあと、ドライブに例えた話をしてくれました。
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一緒に車に乗っているとして、PMが運転席、大石さんが助手席だとします。
大石さんは助手席からアクセスを踏もうとしているんです。でもそれだとうまく走れない。助手席の人は地図を見てほしい。それも大事な役割で、そうじゃないと目的地までドライブできないですよ、と。
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ああ、私の仕事の仕方を的確に指摘されたなあと思いました。
「欲張らないほうがいいですね。自分の担当分でまず質をあげること」と答えたら、同意の反応が返ってきました。ドライブの話以外にもいくつかたとえ話をしてくれて(PMは日常的にたとえ話が多い)、私のちょっとしたもやもや発言を正面からとらえて納得いくまで話してくれたこと、そこに付き合ってくれたことに感謝でした!

ヘルプを書いていてよかったと思えた

去年、製品内にヘルプリンクが多く追加された要件がありました。それについてユーザーさんの反応を知る機会があり、「役立っている」「さっそく利用している」という意見が多数あることを知って、本当に嬉しかったです。また別の機会にも、ヘルプを日常的に見ていると言ってくれるユーザーさんが多くいることを知り、嬉しくて胸がいっぱいになりました。

自分がやっている仕事が、誰かの業務の支えとなり、役立っているなら、こんなに嬉しいことはない。仕事の喜びってそこだなと、わくわくしました。


私生活では、電子レンジが壊れて急きょ買い替えたりしつつ、新しい電子レンジに少しうきうきしています。9割「温め」しか使わないんですけど。新しい家電って、それだけでテンション上がりますよね!

来週からも、能動的にがんばるぞ!

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