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ヒトの「欲しい」を上手くくすぐることって意外と難しい。


ー「自分には必要のないモノ」を「他人が価値を見出せるモノ」と感じてお金を払ってくれるー
かなり大げさかもしれませんが起業をした気分にさせてくれるアプリでした。

今回、ステイホーム週間で新しくプチビジネス(?)に手をつけてみたのです。(今更感がありますが)
おそらく、この期間を利用して注力されていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

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今や、ほとんどの人がやったことがあるのではないでしょうか?「メルカリ」というフリマアプリです。または私のように、「やりたいと思いながらも配送手続きが面倒なんじゃないか」と中々手をつけられていない状態の方も中にはいるかもしれませんね(笑)
私も、アプリのインストール止まりで終わっていたうちの1人ですが、今がチャンス!とばかり、のめり込みました!ちなみに4日間で2万円超えの売上になりました。(意外と配送も苦になりませんでした。笑)


さて、今回メルカリをする中で、ヒトの購買行動における心理的な面白さを感じたので、それをシェアできたらと思います。今回は2点お話しをします。

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※今からお話しする内容は、私の個人的主観ですので共感できない点もあるかもしれません。あらかじめご了承ください(笑)


●いいね!ばかりが増えるのに、なぜで購入してくれないのだろう?

ー「いいね」を押してくれたのに買わないの?ー

私自身もメルカリで出品をした際、商品に対して「いいね」の数だけがやたらと増え、そろそろ売れてもいいんじゃないかとそわそわする場面が何度かありました。しかし、他を見てみると、出品されているモノの中には100をこえる「いいね」がついているにも関わらず、数週間売れていないモノもあります。これだけ沢山の人がいいなと思っているのに誰も手をつけないその理由、気になりませんか?

ちょっと考えてみました。

①すぐに買える価格ではないけれど、欲しい願望がある商品だから、とりあえず「いいね」する。
②衝動買いをしないように、ひとまずブックマーク代わりに「いいね」して、後で冷静に検討をしたいから。
③その商品が必要に迫られていないから。
④「いいね」をすると、その商品に値下げなどの動きがあれば通知がくるから。
⑤「いいね」がたくさんついているが、みんなが買わない理由は何だろうと裏を読んでしまうから。

このようような理由が、挙げられるのでしょうか?
しかし出品しているからには売りたいですよね。そこで色々試してみました。「いいね」が沢山ついても売れない場合は、タイミング良く(売買のゴールデンタイム)に値下げをしたり、情報を更新して新着商品として表示されるようにしたり...試行錯誤した結果、無事売れました。まだまだ私も研究中ですが..(笑)

売れる商品は1時間以内に売れると言われているみたいですが、出品するタイミング、価格設定、ハッシュタグ、写真の撮り方などまだまだ購買心理をくすぐるコツは沢山ありそうです。
購入に中々繋がらない「いいね」が沢山ついても安心していられませんね(笑)


●メルカリの中での「期間限定」「限定価格」にあまり惹かれないのはなぜだろう?

出品されているモノの中でよく目にする「◯日までの限定価格」などと商品説明に書かれたもの対して、私は「ほんとに~?」と疑いの目を向けてしまいます。(捻くれていてすみません) それは、「そのタイミングで売れなかったり、期間後に値下げ交渉されたりしたら臨機応変に対応してくれるんじゃないか」、との期待を出品者に抱いているが故にです。

スーパーや百貨店などの小売店でも「期間限定価格」や「期間限定販売」などという、うたい文句を目にします。それにより、お客様の購買心理は上手くくすぐられ、購入に繋がります。小売店の「限定」は、社会的に責任を背負っている小売店が発信するからこそ、信頼でき限定感がある(そう簡単に消費者を裏切れないことを消費者は知っているので)のであり、個人(出品者についてもよく知らない)の独自基準で限定ルールを定めることができるメルカリ内での「限定」には少し疑念を抱いてしまいます。
ただ、私のように疑いをもたず「限定」に魅力を感じる人も中にはいるとは思うので、自分の感覚だけを信じて購入を躊躇していると先を越され、その1点ものの商品は"SOLD OUT"となって悔しい思いをしますが...。心理戦って難しいですよね。


今回メルカリをしていて、出品者側と購入者側の心理の探り合いをヒシヒシと感じました。ヒトの「欲しい」が「購入」の決意に切り替わるまでの心理戦って面白いですね。


fin.


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