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2020年3月の記事一覧
短編小説『去り際の終電』
あの日もこんな日だった。いくら待っても彼女は来ない。次はもう、終電だ。
彼女とは、大学で会った。2個上の先輩で学科と学部が一緒、あとサークルも。そのサークルには同じ学科と学部の人は僕と彼女しかいなかった。新入生歓迎会では、その人の隣に座り、いろんな話を聞いた。チョコのような匂いの香水とタバコはピアニッシモを吸っていて、チョコミントを彷彿とさせた。先輩は日本酒が好きでよくベロベロに酔ってしまう
あの日もこんな日だった。いくら待っても彼女は来ない。次はもう、終電だ。
彼女とは、大学で会った。2個上の先輩で学科と学部が一緒、あとサークルも。そのサークルには同じ学科と学部の人は僕と彼女しかいなかった。新入生歓迎会では、その人の隣に座り、いろんな話を聞いた。チョコのような匂いの香水とタバコはピアニッシモを吸っていて、チョコミントを彷彿とさせた。先輩は日本酒が好きでよくベロベロに酔ってしまう