![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91312943/rectangle_large_type_2_c8ffbc4d87510c1080df1b014daafd4d.png?width=1200)
ドリッピング技法
私がフォローしている画家であり絵画講師の若林薫先生が、抽象絵画の技法のひとつであるドリッピング技法を記事で紹介して下さいました。
さて、ドリッピングとは?
ドリッピングは、絵の具を紙やキャンバスに垂らして描く技法です。
垂らす際には、筆に絵の具を含ませて上から垂らしたり、筆を振って絵の具を飛ばしたりします。
また絵の具の入った容器を紙やキャンバスの上で傾けたり、穴のあいた缶に絵の具を入れて垂らすといった手法がとられることもあります。
一般に、筆を紙やキャンバスに触れさせることなく描くことが特徴です。
そして垂れた絵の具にストローなどで息を吹きかけたり、紙やキャンバスを傾けたりして絵の具を動かし、変化をつけることもあります。
ドリッピングは、絵の具の垂らし方や息の吹きかけ方によっても、表情は大きく変化します。
また、複数の色の絵の具を用いることも多く、この場合、一つの絵の具が乾いてから他の色を重ねるのと、絵の具が乾かないうちに他の色を重ねるのでは、全く別の表現になります。
ドリッピングは偶然性を取り入れた技法ですが、決して偶然だけの産物ではありません。
計算された技法と偶然との融合が、ドリッピングの大きな特徴と言えます。
また、ドリッピングで優れた作品を制作しようとすれば高度な技術が必要ですが、ドリッピングの技法自体は小さな子供でも容易に扱う事が可能です。
このため、ドリッピングは幼稚園などで子供の芸術教育にも取り入れられています。
そこでは、子供たちはドリッピングを楽しみながら絵の具や筆に親しみ、偶然にできた形を楽しむことによって、感受性を育みます。
このような自由で創造的でありながら誰でも手軽に楽しむ事ができる事も、ドリッピングの一つの特徴と言えるでしょう。
ふむふむ。子供の頃、歯ブラシとか使ってやった記憶が…。あれってドリッピングってちゃんとした名前があったんですね。知らなかった。若林先生、シェアしていただいてありがとうございます!
ここで、若林先生の記事のコメント欄でヤギのコメントを紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1668584233239-0WD4Nv8JVu.jpg?width=1200)
というわけで、やってみました
\(^-^)/
![](https://assets.st-note.com/img/1668584525058-IkRnlYkQq5.jpg?width=1200)
なんやこれ
この景色は我が家の北にある窓から見た景色です。雑木林、元ゴボウ畑、太陽光発電のパネルやススキが見えます。雪が降った時、私の目には窓越しからこんな風に見えます。下絵を仕上げたあと、何も考えずにドリッピング技法で筆を振ってたら途中、なんか雪みたいだなと思い雪を表現する事にしました。
下絵はヤ技法という、キャンヴァスに直接絵の具を垂らして仕上げました。決してパレットが見当たらなくて直接垂らしたとかじゃないです。
その後、白とベージュのブツブツをドリッピング技法である筆を使い、振りかざしました。下の方のなんかワサワサしてる所はエルモア技法ですね。決して絵の具をドバってこぼして「あー!」ってなってティッシュでトントンしたとかじゃないですよ。「あれ?これいけるんじゃね?」なんて思ったりしてませんよ。
抽象絵画じゃなく風景画になっちゃいましたが、久しぶりに楽しく色塗りに没頭できました。若林先生、機会を与えていただきありがとうございました!
芸術の秋です。
白米の秋です。
普段やった事のないモノに挑戦するのもいいかもしれませんね。