夫がBBCのドキュメンタリーに出演した事で色々思った事(雑記)

BBCのドキュメンタリー番組に夫が出演しています。
朝早くから夜遅くまで忙しく働きながら
私の演奏活動にも子供たちの活動にも協力的なスーパーマンです。
子供たちと私の写真も一瞬映ってますので是非とも見てみてください。
https://www.facebook.com/share/v/7y22kv9FUmWhfeaw/?mibextid=WC7FNe

みなさんご存知の通り、私は特に夜の演奏で家を空ける事が多い。
そんな私の仕事を理解し、子供たちが赤ちゃんの頃から平日の私がやっている事(授乳以外の全て。ミルク、食事、寝かしつけ)を休日は彼が代わってやってくれた。
にも関わらず現場に行くと、旦那さんの理解が素晴らしいとお褒めのお言葉を頂くたびにモヤモヤが募る。

最近ではこんな私のような母親も珍しくなくなってきたものの、本当に多くの方から旦那さんに感謝しなさいよと言われてきた。ちなみにめちゃくちゃ感謝してるし、言葉で行動で伝えてるつもり!

確かに巷では会社員の夫がいるのに何故わざわざ幼い子供を家に置いて夜な夜な演奏に出かけるのか、演奏が終わったら何故ゆっくり酒を飲むのか、
などと思われやすいのは理解する。今までの家族システムとは違うから。
当時私は、男性は当たり前の事を幼子をもつ母親はやってはいけないのかとモヤモヤしていた。

モヤモヤのまま帰宅しては
私は今こんな働き方をすべきなのかと彼に相談すると
君がやりたい事、やるべき事が音楽ならば全力で取り組むべきだと励ましてくれた。
もちろん家族が機能するバランスを探らねばならないが、と。
ある時は私がくだらない愚痴をこぼすと、彼は正論で檄を飛ばしてくる。何を目指してるの?自分はどんな音楽家でありたいの?覚悟はどこまであるの?四六時中音楽のことを考えてるの?等。

JTC(所謂お堅い日本企業)でとても忙しく責任の大きな仕事をしながら、3人の子供を共に育てて、このスタンスでいてくれた彼は珍しい存在だと思う。私をパートナーであり、子供たちの母親として見るだけではなく1人の人間としてどう生きるのかを考え続ける事、社会と繋がり続ける事を強く勧めてくれたおかげで私の今の活動ができている。

今年5月に自分のリーダーアルバムをリリースした。初めてのアルバム制作は楽しかったけれど、何度も家でヒステリックに泣く事もあったくらいしんどい作業でもあった。(今はそれすらもかけがえのない素晴らしい経験だと思っているが。)
1回目の記念すべきリリースライブを終えてホッとしてたら
夫「次のアルバム制作の構想を考えないとね。2枚目2枚目。新曲作んなきゃ」
と言った。
私「ちょ!まずはお疲れ様だろが!今は2枚目の事なんか考えられんわ!まじでSやなほんまに」
夫「進み続けるんだよ(ニヤニヤ)」

すごい人です。
頑張ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?