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小さいことを褒めてみる

多重知能(Multiple Intelligences)から分類

 ハーバード大学教授のハワード・ガードナー氏によると、「知能は単一ではなく、複数ある。人間は誰しも複数(現在は8つ)の知能を持っている。長所やプロフィールが個人によって違うように、人によってある知能が強かったり、ある知能が弱かったりする」とのこと。よく「得意なことを仕事にしよう」というけれど、自分はいったい何が得意分野なのか整理することから始めてみた。

8つの知能とは

1)言語語学知能:話をする、文字や文章を書くなど、言葉を効果的に使いこなす知能。言葉を使って人を説得したり、情報を記憶したりする知能

2)論理・数理的知能:論理的なパターンや相互関係、命題(仮説や因果関係)、また抽象的な概念に対応できる知能

3)視覚・空間的知能:空間および空間の中に含まれるものを的確に認識したり、その認識を自由に転換させたりすることができる知能

4)音楽・リズム知能:さまざまなメロディー・リズム・ピッチ・音質などを認識したり、識別したり、つくり出したり、表現したりする知能

5)身体・運動感覚知能:考えや気持ちを自分の体を使って表現したり、自分の手でものをつくったり、つくりかえたりする知能

6)対人的知能:他人の気持ちや感情、モチベーションなどを見分ける知能

7)博物学的知能:身の回りにあるさまざまな事象を認識し、違いや共通点を見つける知能

8)内省的知能:長所短所に関わらず、自分自身について正確に把握し、その上で行動を起こせる知能

8分野どれかには引っかかる?

 「子供の頃からわりと好きだったかどうか」、人から「そういうとこ、長けているよね」と言われることはどの分野か考えた。なかなか自己分析したり、人から褒めてもらうことをすんなり受け入れられる性格でないこともあって、作業はなかなか難しい。けれどやっぱり1番の言語語学知能と6番の対人的知能かなと思う。1番の理由は3歳から日記を書いていたこと、(姉の小学校担任に赤ペンでコメントを入れてもらっていた)、国語や作文の時間はわりと好きだった気がした。そして6番は、15年近く企業の人事担当者として働いていたこともあり、客観的に人を常に見る目は養われている気がする。

自己肯定できるかが問題

 ではその得意分野を仕事に!と、すぐ結びつけていきたいところだったが、昔から「自己肯定感が低い」と自分でもわかっていた。人から「それすごいね。仕事にしたらいいのに」など、お褒めの言葉を何度言われても「そうかなあ、みんなこれくらいできると思うんだよね」と、自分を褒めるようなことが苦手だ。今はだいぶ「えー本当?きゃー( ´ ▽ ` )」と素直に喜んでみたりすることもできるようになったが、しばらくすると「仕事にするほど好きなのか?」「専門的に習ったわけでもないのに生業にできるのか?」と、自問自答が続く。そして、時が経って行く。

小さなことから、やってみる

 そういう私は最近気づいたことがある。「プロフェッショナルレベル」にならないと、やってはいけない、やる価値がない、やる資格がないと制限をかけている!文章を書くこともそう、挿絵を描くのもそう、写真を撮るのもそう、人にアドバイスをするのもそう、なぜか「プロに習ってない」「専門学校に行ってない」と、バックグラウンドを気にしていた。そんな私がこうしてNOTEに毎日なんでもいいから書くことをし始めたのも、「小さいことからコツコツ」、そして「気になったら自分が好きなだけまずはやってみる」と、ほんのり思えるようになったからだ。

ヨガの先生から教わったこと

「今日、自分がこのヨガの時間を作った事に自分自身を褒めてあげましょう。」

 私が毎日見ている先生はYoutubeのレッスン最後に必ず、この言葉を画面から語りかける。「ヨガの時間を作った自分を褒めるって!?」と、最初は意味がわからなかったが、毎日繰り返して行くとジワジワとなんとなく理解ができるようになった。小さな自己肯定感の積み重ねが、自信となって大きな行動や勇気につながる。

 明日も何か1つ「わたし、すごいじゃん!」と言える日にしたい。

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