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マリオに学んだ人生

『ゲームってただの娯楽。』

母の家庭は、厳しく育てられたらしく、
私が初めてゲーム機を手にしたのは中学生の時。

周りがゲームボーイで遊ぶ中
持ってない私は、見守るだけ。

うっすらとした記憶だけど、
子供心にさみしくて…

でも、当時は外でドッチボールとかもしてたので
楽しかった思い出の方が多いのですが。

中学生になってから
部活とかで結局ゲームは全然できなくなって

ゲームにもう一回ハマったのは
大学生の頃。


初めてマリオで遊びました。
ずっと右に進んでいく王道のやつ。

でもこれが私にとっては
すっごく難しい。

マリオカートやってて
体ごと動いちゃう系の人間です。

スマブラはABボタンしか
押せません。

『飛ぶ』、『進む』
それだけなのにめちゃくちゃ難しい。

シンプルなものほど難しい。

最近、マリオって、
人生の縮図だなって思ったんです。

前に進むだけなのは、
昨日に戻れない毎日と一緒。

ナメコみたいな動くキノコとか
勢いが止まらないロケット的なものとかは

天気悪いとか、職場の人間関係とか
まっすぐ進めない障害的な。

無理矢理突破しようとしても
タイミングが悪いと撃沈。

何度も同じ面をトライして
でもクリアできなくて

なんか何度も受けた
仮免の試験みたいだなーとか思ったり。

でもなんかラッキーや調子いいが重なって
いつかはクリアできる。


人生と同じように、そう簡単には
クリアさせてもらえない。

でも進んでいく中で、できるようになったことは
自分の経験としてしっかり積まれていく。

一つクリアしたら
また別の困難が現れる。

そうやってちょっとずつ前に進んで
ちょっとずつ成長していくんですよね。

周りと比べる必要はなくて

昨日の自分よりも
ほんのちょっとできることが増えてる。

それって素晴らしいこと。

その素晴らしいことに
素直に喜べる人でありたい。

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