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JUJU ジュジュ苑「俺のRequest」~JUJUさんの生歌に感動した日


最近、テレワークのお供はJUJU。「俺のRequest」は歌ってしまうので、この頃のお気に入りは、JUJUの歌うJAZZ。自分の部屋で仕事をしてるのに、最高に特別な気持ちがして、心地よい。
あぁ、またJUJUさんの生歌を聞きたい・・・

こんなにJUJU(愛をこめての敬称略)の曲を聞くようになり、癒されることになるとは昨年の今ごろは、思いもしていなかった。

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あの夏の日以降、春馬くんとJUJUの仲良しぶりを知った。どちらかがギアチェンジをしたら、簡単に恋愛に発展しそうな2人を知れば知るほど、私は勝手に色んな想像をして、JUJUさん(ここでは、なんだか”さん”付け)を羨ましくも思い、ちょっと嫉妬もした。これがとてつもなくバカな感情ということは重々承知をしている。

そうはいっても、少しでも春馬くんを近くに思いたく、春馬くんもきっとよく聞いていたであろうJUJUの曲を聞き、彼女の声に癒しを求め、私自身の心を保っていた時期があった。・・・というか、今もすごくお世話になっているのだけど。

JUJUが10月にリリースした男性アーティストのカバーアルバム「俺のRequest」をひっさげてジュジュ苑をやると聞いた時、絶対に行きたい!とチケット争奪戦に挑んだ。
今回は各ホール、収容人数の半分しか入れないらしく、なかなか苦戦した。
そうはいってもこのご時世、ライブが開催されること自体がとても有難く、開催するため、各方面で全力を尽くしてくださったことを、感謝したい。
だからやっとの思いで取れた時は、本当に嬉しかった。

「俺のRequest」は、男性アーティストのカバーをしている。
どれも有名で、オリジナル自体もすこぶるいい曲ばかりなのに、それらをJUJUバージョンにアレンジをかえ、それらは更に素敵に仕上がっている。
男性曲というのは、たいてい男性目線で歌われてるけど、曲によっては別物みたいだし、女性でも苦しかったり愛おしかったり感じる。
歌ってすごい、アーティストってすごい、本当にそう思った。

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いまも、あのライブの時間を振り返る。

入場のために、COCOAの登録必須。席は1つ飛ばし。
歌は心の中だけで、声を出すことは禁止。手拍子と体を動かすことはOK。JUJUも一定の距離から前には来ない。
「きゃー」という声があがりそうなら、JUJUが「しーっ」と口に指をあてて鎮める・・・全部が初めて。今までにないスタイル。
この時期にライブをやると決めたからには、色んな我慢が強いられるんだ。改めて感じた。

パンツスタイルJのUJUが登場して、姿だけで泣きそうになってしまう。
「死んだおばあちゃんには挨拶は人としての基本だと教わってきたから、その教えもあるし、挨拶はしたいよね。”こんばんは”って言ったら、手を振って応えてください」なんていうスタートで始まった。

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♪  終わるはずのない 愛が終わった
1曲目はオフコースの「言葉にできない」。

JUJUの生歌は、CDで聞くよりももっともっと素晴らしいものだった。
CDより何倍も素晴らしく上手と思ったのは(偉そうだけど、純粋に思ったのです)、単に私の聞き方で、目の前で聞いているからそう思ったのか・・・
生身の人間が目の前にいると気持ちが入ると聞くけれど、それが作用して、素敵さが最大限に出せるものなのか。
とにかく酔いしれた。酔いしれるというのは、こういう事だと思った。

ツアー前にリクエストが多かった曲を準備してくれていて、その日になるまで何をってくれるかはわからない。
米津玄師さんの「Lemon」を歌ってる日があることは知ってったので、聞けるかな、と思っていたけど、この日はスターダストレビューの「木蓮の涙」だった。


JUJUの声でこの歌詞、どうしても泣かずにいられなかったよ。
この曲はファンからのリクエストで選ばれたらしいけど、そうだとしてもどうしてもどうしても重ねてしまわずにいられなかった。


JUJUの歌声って、力強さと優しさと切なさと色気が絶妙に絡みあっていて、テンポよい曲では自然に体が動いてしまう程なのに、スローテンポの曲になると、あの声と歌詞、どちらともにぐっと引っぱられて、気が付いたら泣いていたりする。

心の中で歌ったり、みんなで体を揺らしたり、手拍子でノリノリになったりして、とにかく楽しかったけど、色んな感情があって忙しかった。
色んな話をしてくれて、色んなコーナーを用意していてくれて、とっても楽しい時間を過ごせた。
自分の語彙力の乏しさに悲しくなるけど、みんなが「JUJUマジック」にかかったような感覚。そんな2時間半を私たちは過ごした。

そして終わりが近づいてるな。。。と思った時、「くるみ」からの「奏」。
「奏」ではMVと同じように、アカペラの部分、それはもう圧巻で鳥肌ものだった。MVを初めて見たときのこと、海辺で歌う姿、切ない声、あの景色、全部をきれいに思い出し、そしてまた悲しくなった。


何でも春馬くんに重ねてしまっている人の発言を見たり聞いたりすると、そうなってしまうのは仕方ないとはいえ、「他のファンの方もいるのに、どうなんだろう。」と正直思うこともある。

でもどの曲のフレーズ1つをピックアップしても、どうしても、やっぱり春馬くんを想ってしまった。「セットリストはどんな気持ちで決めたんだろう」「この曲をレコーディングした時って、ツアーのセットリストを作る時って」・・・とJUJUの気持ちを勝手に思い、やっぱり勝手に悲しくなった。

アンコールでようやくオリジナル曲。
「あざみ」から「やさしさで溢れるように」・・・「あざみ」を聞くと、去年の8月頃の自分を思い出して、目と鼻の奥の方がなんかツーンとする感じがするし、やっぱり最後はこの曲だった。
「また次に会うためのチケット」としてJUJUは「やさしさで溢れるように」を歌ってくれた。嬉しかった。


終始シーンとしているライブは初体験だった。
だからこそ、静かな中でJUJUだけを見つめて、JUJUの声と歌詞だけに集中するという、この上なく上質で贅沢な時間を味わうことができたと思う。

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あっという間に7月になった。私はちょっと落ち着かない感情が沸いてきていて、最近は春馬くんに関係ない映像を見たりしている。でもそんな今もやっぱりJUJUさんの声は聴きたい。
春馬くんも行っていたブルーノート、いつかそこでJUJUを聴いてみたい。

そしてあの日がなかったら、わたしはJUJUのライブに行こうと思ってなかったと思う。そう思うと、好きなものが増えて、いい時間を送ることが出来て、また春馬くんに教えてもらった気分で嬉しい。



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