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昔々あるところに…その7

おじいさんとおばあさんが『桃太郎』を育て始めてから 約3ヶ月が経ちました。 「……のぉ、おばあさんや」 「……なんです、おじいさん」 「この子を拾ったのは何年前かのぉ……」 「いやですおじいさん、ほんの3ヶ月前ですよ」 「そうじゃよな、ワシ、まだボケとらんよね?  んじゃ何故桃太郎は二足歩行しとるんじゃ……?」 「さぁ……それは私にもさっぱり。  先月急にハイハイが始まり、  そう思えばもう自分の力で立ち上がっていました」 「明らかに不自然じゃ。ワシの知

    • 昔々あるところに…その6

      おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんとおばあさんは入手した大きな桃の中に入っていた赤ん坊を コードネーム『桃太郎』と名付け、育てる事にしたのでした。 「さて、育児をする事にしたとはいえ、ワシらは共に仕事を抱える身。  常にこの子の傍にいてやる事は難しい。  そこでじゃ、信頼できる所からベビーシッターを雇う事にした。」 「なるほど、さすがはおじいさん。打つ手が早いですね。  資金面はいかがいたしましょう。  国からの助成金や給付金を頼るのでしょう

      • 昔々あるところに…その5

        おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんとおばあさんは入手した大きな桃の解析を行うと同時に 開閉手段を模索していました。その甲斐あり…… ウィィッィイーーーーン まばゆい光を放ちながら大きな桃が真っ二つに割れたのでした。 そしてその中から 「おぎゃあおぎゃあ!」 一人の赤ん坊が現れたのでした。 「おばあさん、検温、温かいタオル、最高級のベッド、ブリックテスト、  粉ミルクの買い付け、おむつの準備じゃ!」 「はい、既に準備はできております。  

        • 昔々あるところに……その4

          おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけました。 おばあさんが川で洗濯をしていると どんぶらこ~どんぶらこ~と大きな桃が流れてきました。 おばあさんはその大きな桃を拾い上げると家まで持って帰りました。 「……なるほどのぉ。事の経緯は把握したわい。  安心せい、ここがわしの土地である以上、横領にも窃盗にもなりはせん」 「おじいさん……」 安心してそっと胸をなでおろすおばあさん。 「しかし、この桃は一体何な

        昔々あるところに…その7

          昔々あるところに…その3

          おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけました。 おばあさんが川で洗濯をしていると どんぶらこ~どんぶらこ~と大きな桃が流れてきました。 それを見たおばあさんは 。〇(これほどの大きなものは見たことが無い。    とはいえこの形状、恐らく普通の桃とは考え難い。    新手の都の兵器か?いや待て、兵器であるなら    市民が簡単に触れそうな形状である事は不自然。    現に私も   「大きな桃だ!ラッキ

          昔々あるところに…その3

          昔々あるところに……その2

          おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へ柴刈りいきいました。 おじいさんが山で柴を刈りっていると金色に光る竹が。 「おや?これは…」 おじいさんが光る竹へ近づこうとすると 「ちょっとまったぁぁぁぁぁぁぁ!!」 男性の声が 「ん?誰かの?」 「我が名は讃岐造、人呼んで竹取の翁」 「ほほぉ?それで…?」 「その金の竹を我がコレクションに加えたいのだがよろしいかね?」 「ほほぉ?それはそんなに価値のあるもなのかのぉ?」 「それはもう令和のア

          昔々あるところに……その2

          昔々あるところに…

          おじいさんとおばあさんが住んでいました。 そこに急な着信が…… 「もしもし?」 「あ、おじいさん?オレオレー」 「はて?誰じゃったかのぉ?」 予想外の陽気な声におじいさんは首をかしげます。 そして相手の男性は言葉を続けます。 「オレオレ、忘れちゃったの?オレだよー。  今さー事故っちゃって急に30万必要なんだよね。  ほんとゴメンなんだけどさ、  今から言う口座に急いで振り込んでくれない?」 「事故って…お前さん無事なのかい?」 「んーオレは大丈夫なん

          昔々あるところに…