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フランスの特別支援学校IMEに進路決定

先日、一年に一度行われる娘のESSがありました。
ESS(Équipe de suivi de scolarisation)は、一年に一度、障害のある児童の教育に関与するすべての人が参加し、学校、療育施設での教育(PPSと呼ばれる個別教育計画)を評価します。

この評価に基づいて、PPS(個別教育計画)の変更/更新、学校生活支援員AVS(L'Auxiliaire de Vie Scolaire )の派遣、補助手当、今後の進路、などが決まります。

学校の担当の先生、療育関係者、両親が次女の現在の状況、この一年の発達状況などを話し合って、連絡担当教員(Un enseignant référent)の担当者がそれをまとめます。

このESSでまとめられたPPSを基にGEVA-scoが作成され、PPSとGEVA-scoを基にしてMDPH(Les Maisons Départementales des Personnes
Handicapées ) が児童の進路と受けられる具体的支援について決定します。

これが時間かかるんです。。。
フランスでは有名なお役所の対応の遅さ。
ザ・おフランス。。。

前回は2023年1月にESS → 申請書類の用意 → 4月にMDPHへ申請 → 10月に一部の要請が承諾(他の要請はまだ審査中)

まだ前回の申請が全部承諾されていないまま今年のESSが行われたって感じです。
なので今回は新たに申請する必要はなく追加でいくつかの書類を送るだけでOKになりました!
これはこれでラッキー👐

次女は幼稚園の年長に2年在籍しました。
なので普通であれば2年後の2025年9月にCollege(中学校)入学予定なのですが、それは難しいだろうと今回のESSでは全員一致で話がまとまりました。
ということで、Collegeからは普通学校ではなく特別学校IME(L’Institut Médico-Educatif )に行くことになります。
ただここで問題なのは、このIMEがだいたい4~5年待ちってこと。。。
どういうこと??
4~5年間待っている間、次女はずっと小学校に通い続けるんですか??
今11歳だから、もし4年待ったとすると15歳ですよ????
15歳ってフランスでもLycéeといって高校に入る年齢ですよ?????????

それじゃもっと前からIMEに申請しておけばよかったじゃないかと思うんですが、MDPHの正式な承認がないとIMEには申請できないんです。

普通中学にも特別支援クラスはあるんですが、周りの同年代の子供達と明らかに違う次女がその環境で過ごすことは過酷でしかないとうっすら考えていたので、今回IMEに進路が決まって、普通学校に通えないという悲しさも少しありましたが安堵しました😊

次女には次女に合った居場所がある。














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