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フランスの特別支援学校(IME)見学

フランスの特別支援学校 (IME) に先日見学へ行ってきました。

今回訪れたIMEは3年ほど前に申請をしておいた施設のひとつ。
面談ではおそらくあと2年くらいで入学できるだろうということでした。

IMEではそれぞれの分野の医療専門家と教育者が連携して個々の子供の自立を支援していきます。

私達が訪れた今回の支援学校は11歳から20歳、およそ50人の生徒が在籍しています。
以下の専門家が常勤し、それぞれの分野で各生徒に合ったサポートを行ってくれます。
言語療法(Orthophonie)
心身運動療法(Psychomotricité)
心理学(Psychologie)
作業療法(Ergothérapie)

社会に適応するためのスキルや一人で生活していくためのスキルの習得を目的としています。
例えば料理をするための一連の流れをグループで実践したりします。

ネットでレシピを探し、材料・費用を調べる
バスなどの公共交通機関を使って材料の買い出し
料理をする
片づける

といった感じです。

食堂では生徒がそれぞれトレーを持ち配膳場所に並び、”これを下さい” というような会話でのコミュニケーションを食堂の職員と取るようになっていたりします。

ほんの些細な事でもここにいる生徒にとっては訓練になり、それが今後の自立につながっていくように施されているんですよね。

何も不自由なく育ってきてすべてが当たり前という環境で育ってきた私には新しい気づきがたくさんありました。

この施設を見学して改めて認識したこと、それは次女にとって必要なことは普通教育を学ぶことではなくこういった施設で彼女に必要なことを学ぶことだと確信しました。

まだまだ入学は先ですが今からもう楽しみです。


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