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中国史系映画がカッコいい ーレッドクリフー

三国志は詳しくなくても、各キャラクターの個性がしっかりしているので、初見でハマれる要素が多い。

孔明役の金城武がカッコよかったよなぁ、ということをなんとなく思い出して、大人になってから改めて見返した「レッドクリフ」。カッコいいのは孔明だけでなく、趙雲、周瑜、張飛、関羽、孫権・・みんなカッコよかった。そして周瑜の妻小喬演じる、林 志玲がめちゃくちゃキレイ。あんな目で見つめられたら、なんでもしてあげたくなるし、すべて許してしまう。

さて、レッドクリフpart1の前半は、ほぼ人物紹介のような内容で、各キャラクターがどんな人物か、何を大切にしているか等わかるようになっている。劉備は自分の家族の危機よりも、慕ってくれる民を優先するような徳のある人、孔明はいかなるときも冷静に状況を判断し、的確な指示を飛ばす人…など。

中でも「かっこいい・・・」と声が出てしまったのは、趙雲だ。劉備の妻が敵讐を受け、妻2人のうち1人は殺されてしまうが、乳児(劉備の跡継ぎ)を抱えたもう1人の妻は危機一髪、かけつけた趙雲に助けられる。乳児を預かり、片手で敵と戦い、傷を負いながら妻を馬に乗せ逃がそうとする。が、敵に阻止されもうやばい。・・・という状況を劉備の妻が見て「私がいたら足手まといになる」と自ら井戸に身を投げる…

わが君主の奥方自ら死を選ばせてしまった自分への怒りからか、趙雲は片手で抱えていた子を布で体に巻きつけ、一層奮起する。

というここまでのシーンが、めちゃくちゃカッコいい。片手でやりを持って敵を払い、子どもを布に巻きつけて、両手が使えるようになってからさらに強くなった趙雲の大立ち回りがとにかくカッコイイ。

このシーンを見ながら夫が「趙雲は中華一の部長だ!」といいだした。おそらく「中華一の武将だ!」と言いたかったのだろう。そこからは、もう“中華一の部長”というワードが面白くて仕方なかった。「中華一なのに部長のままなのかよ、出世できないのかよ!」「子連れ出社かよ!!」など突っ込みどころ満載なシーンになってしまった。あんなにかっこいいシーンなのに、何度見ても「中華一の部長」というパワーワードが思い浮かんでしまう病にかかった。


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