見出し画像

私が地方移住した理由

こんにちは!
フリーランス歴は約12年、主にライターとして活動している、やまももです。

自分を表すキーワードとして、ひとつ大事なものが「地方移住」です。そういえば、これまで移住をメインテーマにした記事は書いていなかったなと思い、今回は「なぜ、私が移住をしたのか」に触れていきます。

(※初めて読んでくださる方もいると思うので…。自己紹介は以下の記事にまとめています)

人の生き方は本当に人の数だけ違うし、幸せのかたちにも正解はないですよね。
私は自分の体験や感じたことを伝えることで、いろいろ迷う人の気持ちをほんのちょっぴりでも軽くしたり、新たな気づきを提供できたりしたらいいな、なんて思っています。私もいろいろな人の思いに触れて、勇気づけられることがたくさんあるので…!

最初に軽くお伝えすると、私は2020年4月に東京都から長野県松本市へ、夫と二人で移住しました。
こちらに来たのは、ちょうど全国に初の緊急事態宣言が出る直前のこと。でも、私たちの移住はコロナがきっかけではなく、その数年前から計画していたことだったんです。

ここからは、なぜ移住したのか、少し過去にさかのぼって語りますね。

私の生まれは地方ですが、1歳半か2歳かそれくらいのときに(自分では覚えていない…)、親の転勤によって家族で東京へ。

それから30年以上、ずっと東京で生活していました。小学校から大学まで都内の実家で過ごし、会社員時代の25歳の頃、もっと自由に生活したい!という思いが募って一人暮らしをスタート。

そんな私が地方で暮らしたいと思うようになったのは、年齢を重ねるにつれて都会の生活に疲れを感じ、もうちょっと落ち着いたところに身を置きたいと思うようになったことがひとつ。
また、20代後半にフリーランスになり、「東京にいなくても生活できるのでは?(あえて東京にいる理由がない…?)」と気づいたことも大きかったです。

でも、30代前後の頃は独身で、なんとなく東京を離れてやっていく自信が持てず…。

ぼんやり移住への憧れを抱いたまま東京で暮らし続ける中、夫と出会い、結婚。
夫には、出会ってわりとすぐに移住願望を伝えた気がします。夫は田舎で生まれ育ったのもあってか、「いつか東京離れてもいいよ~」といった反応でした。

移住をしてから今まで、いろんな人に「私、移住したんです」と話すとき、よく聞かれるのが「旦那さんも賛成だったの?」ということ。

実際には、私の願望を受け止めて、持ち前のポジティブ&おおらかさで「一緒にいればどこでも楽しく暮らせるから」と言ってくれた夫には、とても感謝しています。
“「何をするか」以上に「何を大切にして生きるか」を大事にしたい”という価値観が共通していたからこそ、そうやって返してくれたのかな、とも思います。

ちなみに、夫は2020年の移住後に、独学でWeb制作系のフリーランスになりました(もともとはまったくの異業種&雇われの身)。

東京にいたときは、私はフリーランス、夫は夜勤の多い職場かつ休みが少なく、生活リズムがなかなか合わなかったんです(正確には、自由のききやすい私が合わせている部分が大きかった)。
私としては少なからずストレスを感じていましたし、これって理想の生活なのかな?と、ふと考えることもありました。

とはいえ、生きていくにはお金はどうしたって必要です。移住後の生活について、もともと夫は現地で勤めることを念頭に置いていたのですが、あらためて話し合った結果、「二人でフリーランスになり、のびのびと自分たちらしく暮らしたい」という結論に達しました。

ただ、「二人でフリーランス」といっても、私はすでにフリーランスだったので、大変なのはイチから目指す夫のほう。
私は移住後も東京時代のお仕事を引き続きやっていて、仕事自体に大きな変化はありませんでした(強いていえば、クライアントさんとのやりとりが、ほぼ100%オンラインになったくらい。でも、これはコロナ禍によるものが大きかったかなと)。

夫はわりと職人気質で、丁寧に、細かなことを根気よくやり続けるのが得意。プログラミング方面はきっと向いていると思い、試しに学んでみたら?と勧めたのを機に、学習を始めました。
苦労もあったでしょうが、私が力になれることとして、フリーランスとして生きる上で大切だと考えることを、夫に日々たくさん伝えました。
そして「学んだことをどう仕事にし、発展させていくか?」のヒントも、私は経験からそれなりに掴んでいたので、その辺りの話を近くで伝えられたのはよかったのかなと思っています。

何より夫自身のがんばり・踏ん張りで今は食べていけるようになり、その「諦めない力」みたいなものは身内ながらすごいぞ~と思っています(続けること自体がそもそも簡単ではないとわかっているから)。

そうやって数年過ごしてきましたが、私たちには「楽して稼ぎたい」みたいな欲がありません。
それよりも、自分たちが無理のないやり方で(嫌なことはしたくない)、まっとうに仕事をしながら(誰かを騙すとかそういうのは嫌だし、人の役にも立ちたい)、人生の目標(小さいものも、大きいものも)を見つけて、1日1日をしっかり味わって楽しむことを大事にしています。

と、移住に至る出来事をザーッと追ってきました。かいつまんで語るとスムーズに見えるかもしれませんが、もちろんすべてが順風満帆だったではありません。夫ともたくさんぶつかって、話し合いをしながら進んできました。

先々のことを考えて、なんとなく不安を感じることはゼロじゃないし、まだまだ理想に向かって進み続けている途中です。

これからの世の中もどうなるかわからないからこそ、いつも「心が向くのはどっちか」を大切に、自分らしく、自分たちらしく、生きていきたいと思っています。

* * *

移住のきっかけは、だいたいこんなところです。

どんな観点で移住先を決めたのかや、実際に移住して何を感じているのか、生活がどう変わったのかみたいなことも、また気が向いたら書いていこうかなと思っています。
(ちなみに、この記事のカバー写真は、近所の公園で撮った風景です。山に囲まれて過ごしています!)

お読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?